水中でも根が腐って枯れない水中木は絶景です!「奥琵琶湖」( ドローン空撮)
長浜市周辺の琵琶湖岸で、特に道の駅「水鳥ステーション」付近の湖岸道路から見る景観は素晴らしきものがあります。
琵琶湖の対岸までの幅が広ことによる雄大な湖の景色、そして、特有の浮島や水中木、パワースポットとして有名な竹生島などの多彩な風景要素が、素晴らしい景観美を作り出しています。
この地先には、湖の中から木が生える不思議な光景を所々で目にします。今回は、その風景要素の一つである水中木(湖上木とも言います)についてです。
まるで湖の中から木が生えているかのような佇まいは美しく、知る人ぞ知るとても印象的で不思議な魅力を醸し出す水中木。果たして、この木は水の中で大きくなったのだろうか。また、水中で根が腐って枯れないのが不思議ですね。
これらの「水中木」の多くはアカメヤナギ(柳)だそうです。柳の仲間は湿地帯に生えるため水に強く、水に漬かっても枯れてしまうことはないとのこと。過去の渇水の時期に種が土に付着して芽を出したか、折れた枝が漂流して浅瀬に刺さり、枝から発根して土に根を張って育ったらしいです。
淡水特有の自然の造形美である水中木。水の上に顔を出す水中木は神秘的で、特に水中木と夕日が重なる瞬間は素晴らしく、夕陽の絶景スポットとして人気があります。また、時間帯、季節によって表情が変わるので、沢山のカメラマンなどが何度も足を運んでおられます。
また、冬場は浮島や水中木、浅瀬に茂るヨシなどの植物のお陰で、コハクチョウなどの渡り鳥達の安らぎの場である「楽園」ともなり、一年を通じで絵になる場所です。
私も地元に住んでいますが、琵琶湖へ出かけるときには必ず訪れるお気に入りの場所になっています。今回はそのお気に入りの場所の、新緑の水中木にターゲットを当てて空撮しました。如何でしょうか。