びわ湖に面していない湖岸緑地公園「曽根沼」の素晴らしき風景!(ドローン空撮・4k)

曽根沼の全景

 湖岸緑地公園として整備された「曽根沼」は、「湖岸緑地公園」の名前の割にはびわ湖に面していないある意味めずらしい公園で、荒神山のすぐ隣にあります。ここは標高284m荒神山と沼と両方楽しめる場所です。

 びわ湖の周辺には、自然保全やレクリエーション利用増進を図るために整備された湖岸緑地公園が点在しています。その中で、今回は新緑に囲まれた曽根沼を空撮した動画です。

↑これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。

 びわ湖の周囲には内湖と呼ばれる小さな湖沼が点在しています。この曽根沼は、その中でも比較的大きいものの1つで、外周が約2.5kmの内湖です。

 昔は約96ヘクタールもあったらしいですが、田園地帯の中にある内湖のため、昭和36年から始められた干拓により約20ヘクタールにまで減少し今に至っています。

 ネットで内湖を調べると、琵琶湖と何らかの形で接続されている湖沼のことを言います。また内湖は、流域の水質浄化機能を果たしたり、在来魚の産卵場所にもなったりと、大きな役割を担っているとのことです。

 昭和の初期まで、びわ湖周辺には大小37個の内湖があり、総面積は2902haもありましたが、戦後の食糧増産や開発により干拓が進み、現在では23個、総面積425haにまで減少しているとの記述がありました。

 そのような減少の一途をたどる内湖は、昔から暮らしの中で利用されるとともに、びわ湖固有の動植物、特にコイ科魚類を中心とした在来魚の産卵や仔稚魚の成育の場として重要な役割を果たしてきたとのこと。

 しかし、干拓や埋め立てなどの開発により、本来持っていた機能の多くを失った結果、在来魚介類の減少、植物プランクトン種などの生物多様性の低下や汚濁物質の琵琶湖への直接流入など、様々な影響が現れているらしいです。

 そんな貴重な内湖の一つ「曽根沼」に先日行ってきました。岸辺には、のんびりと釣りをしている人を何人か見かけました。また、いろんな野鳥もいますのでバードウォッチングにもよさそうな場所です。

 駐車場からは整備された遊歩道が続いています。子供用の遊具がある広場もあり、緑の中なので、とても気持ちが良く歩けました。

 そして、木々の種類も多くベンチが何箇所にもあって、散策するのにはとても良いところだと思います。

 また、湖岸緑地のキャンプ利用者が多く湖岸道路沿いの駐車場がどこも満車になっている中、比較的ゆったりと過ごすことの出来る「隠れ家」的な湖岸緑地公園です。ぜひ一度訪れてみてください。

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