伊豆の松島「堂ヶ島」を飛ぶ
ドローン県外遠征の最終編です。なかなか行けない遠距離の地「伊豆半島」を1泊2日で回る旅の最後は西伊豆。折角来たのだから、出来るだけ撮影したいとの思いで、疲れた体にムチ打って、複雑な海岸線と点在する小さな島々が美しい西伊豆へ。
そこの風景は、自然が織りなす壮大な彫刻のような絶景が続く海岸というネット情報を頼りにハンドルを切りました。
ピンポイントの目的地は、「伊豆の松島」と呼ばれている「堂ヶ島」です。伊豆半島の中でも、「堂ヶ島」はリアス式海岸線がつづく景勝地で、波の浸食によりできた島々が海に点在し、その景色の美しさから「伊豆の松島」と言われています。
特に、堂ヶ島の天窓洞は有名で、名前の通り天井が丸く抜け落ちて天窓となっている為、遊覧船で海上から見るとその素晴らしさが実感できるらしいですが、今回は船に乗らず、遊歩道を歩きながらその様子も見学しました。
しかし、本来の目的は、ここでもドローン空撮。そのフライト場所を探しに遊歩道を歩いたのです。そうして、展望台付近でわずかに開けた場所を見つけ、そこからが本番のドローンのフライトでした。
ここの素晴らしさは、点在する島は勿論ですが、その島の荒波より削り取られた断崖絶壁の縞模様も素晴らしいです。(空撮動画の中で、出来るだけ近寄り撮影した画像が出てきます。)
ネットで調べると、海岸の崖には海底火山の噴火にともなう水底土石流と、その上に降り積もった火山灰層が美しく折り重なる模様とのこと。この模様は堂ヶ島の特徴でもあり、自然が創り出した見事な造形美でもあります。
また、ここには海を愛する加山雄三さんのミユージアムがあります。海が綺麗で、豊かな自然に恵まれた風光明媚なこの地を、こよなく愛する加山雄三さんが造ったそうです。
その施設は、愛艇である「光進丸」の操舵室を再現し、また、自分で書かれた絵画を中心に秘蔵フィルムや、楽器などの他多数の貴重な資料を展示されていました。
昼前に到着し、昼ご飯を食べ後、ドローン空撮を行い、最後は加山雄三ミュージアム見学と土産買いを済ませ、気が付けば、午後2時を過ぎていました。なんせ遠方の地であり、早く家を向いてハンドルを切らないと、その日のうちには帰れなくなります。
そのため、まだまだ見所がある伊豆半島に後ろ髪をひかれながら帰路につきました。今回投稿する空撮動画は、今回のドローン県外遠征の最終版です。事前が作り出す造形美をじっくり味わっていただければ幸いです。