鏡のような余呉湖を飛ぶ

わが町「長浜市」には古代ロマンと神秘の湖である「余呉湖」があり、四季折々に様々な表情を見せてくれます。今回投稿する空撮動画は、今月の天気の良い日に撮影した動画です。快晴で風もない午前中にドローンを飛ばしたお蔭で、まるで鏡のような湖面となった幻想的な湖の姿を撮影できました。

余呉湖は滋賀県の北東部にあり、古戦場として有名な賤ヶ岳を一つ隔てた琵琶湖の北にあります。琵琶湖の水面より約50m高く、面積約1.8平方キロメートル、周囲約6.4km、水深13mの小さな湖。

東、南、西の三方を山に囲まれており、風通りも少ないため湖面が穏やかなことから別名「鏡湖」とも呼ばれます。今回は、そのように言われる映像が撮れました。見ていく皆様の考え方は様々ですが、鏡湖の由縁の一端をのぞき見した気分になって頂けると思います。

また、ご承知のとおり余呉湖は羽衣伝説も残る古代ロマンの湖でもあります。もともとは、柳ヶ瀬断層の働きによってできた陥没湖で、周囲の山々の渓流や伏流水が流れ込むだけの閉鎖湖でした。
今では、干ばつ時の湖北地方一帯のかんがい用水の補給のために、琵琶湖の水を余呉湖に上げて用水として利用できるようになっており、「余呉湖ダム」とも呼ばれ、稲作には必要不可欠な湖ともなっております。

また、余呉湖は釣り人がたくさん訪れる湖でもあり、近年はワカサギ釣りのメッカとして有名。例年11月下旬の解禁以降、寒い冬の時期に多くのファンが集まる場所ともなっており、時代が湖の役割や特徴を変えています。
何回も書きますが、余呉湖の素晴らしさの大きな要素は、鏡湖のようになった湖だと思います。私的には、今回投稿する動画は、その鏡湖といわれる風景近いものだと自負していますが、如何でしょうか。

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