複雑で美しい自然造形!古くから多くの文化人が数々の作品を残したほど美しい場所⇒房総半島にある「鵜原理想郷」 (ドローン空撮・4k)
今回は今年の春にドローン県外遠征として行った房総半島の一コマを動画編集し投稿します。場所は、房総半島の先端付近の千葉県勝浦市にある鵜原理想郷です。
ここは太平洋に面した勝浦湾の西側に位置し、起伏に富んだ岬が続くリアス式海岸と日本の渚百選にも選ばれた鵜原海岸の砂浜が広がる景勝地で、南房総国定公園の一角に位置しています。
太平洋の荒波に浸食された、典型的なリアス式海岸で、深い入江を覆うように木々などの植物が、海に突き出た岬の先端まで茂り合っています。
その複雑な自然造形に惹かれ、古くから与謝野晶子をはじめとする多くの文人墨客などが訪れ、数々の作品を残している有名な景勝地でもあります。
特に与謝野晶子は、昭和11年4月~5月に友人画伯らと当地に滞在し、76首の歌を詠んでいるほどです。
鵜原理想郷は、勝浦市鵜原地区の海岸を抱くように海に突き出ています。大正初期にここを別荘地とする計画で「理想郷」と呼ばれたのがこの名称の由来らしいです。
ここの売りは自然造形が美しい断崖絶壁と複雑に入り組んだ入り江とのマッチングが素晴らしく綺麗なことです。そしてリアス式海岸の彼方に青い海が広がり、散策するには格好の景勝地です。
この地先の一帯が勝浦海域公園に指定されています。その中心となる海中公園施設として沖合い60mの位置に高さ24,4メートル、深さ8メートルの海中展望塔があり、私たち夫婦もここに見に行ってきました。
ここの丸い展望塔の階段を下りていくと、塔に設けられた窓からガラス越しに魚の泳ぐ姿を見ることが出来ます。
季節ごとにたくさんの魚や海底の様子が見られ、子供連れで行くと、受けること間違いないと思います。
また、海上展望台からは八幡岬・勝浦灯台を望め、太平洋を見渡すと水平線が丸く見えることを感じ取れる場所でもあり、一度は足を運んでもらう値打ちがある場所です。