琵琶湖の湖岸にある湿地帯の冬景色!(湖西地域)ドローン空撮・4k
日本最大の湖「琵琶湖」は、風光明媚で四季折々の雄大さと変化に富んだ風景は、滋賀県民の一人として自画自賛になりますが必見の価値があります。
今回も前回と同様に「湖西」と呼ばれる地域における冬の琵琶湖の風景のなかで、特に湿地帯のある湖岸風景を空撮しましたので投稿します。
琵琶湖の湿地帯は、動植物にとって命のゆりかごのような役割を果たしています。なかでも湿地帯に生えるヨシ群落は、水鳥や魚の生息場所であり、湖岸の浸食を防止するほか、湖辺の水質保全にも役立っています。
しかし、琵琶湖のヨシ群落は、埋め立てや湖岸堤の整備などにより、昭和30年代に比べると著しく減少しました。このため、滋賀県では条例を制定し、自然環境に重要な役割を果たしているヨシ群落を、守り育てるなどの取組を進めています。
今回の投稿動画でもお判りいただけると思いますが、失われたヨシ群落の再生を図るため、ヨシを植栽している箇所が何か所か見受けられます。
ヨシ群落の再生をインターネットで調べると、琵琶湖の健全な自然の営みを重視し、その維持と回復に努める必要があるため、琵琶湖の保全活動の新たな第一歩として湖辺のヨシ群落の保全を図っていこうとする記載がありました。
ヨシ群落は、個性豊かな滋賀県の原風景であり、魚や鳥たちの生息場所、湖岸の侵食防止、水質保全など様々な重要な役割を果たしています。
「ラムサール条約」という言葉を聞かれたことがあると思います。重要な湿地および生息する動植物の保護を目的とした「ラムサール条約」は、特に水鳥の生息地として国際的な条約です。
ラムサール条約は「湿地条約」とも呼ばれており、琵琶湖も1993年に湿地登録認定証の交付を受け、日本国内で9番目のラムサール条約湿地となりました。
ラムサール条約湿地を指定するための国際的な基準の一つに、「定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」という基準があり、琵琶湖はその基準を満たしていることから認定になったのです。
琵琶湖は、昔から私たちの生活を支え、限りない恩恵をもたらしてきました。今回は、その琵琶湖の環境保全に大きな役割を果たしている湿地帯とヨシ群落の雪景色を空撮してみました。如何でしょうか。