① 標高1,040mの鳥越峠は滋賀県と岐阜県を隔てる県境に位置する峠で、ここの紅葉が素晴らしい!「今回は滋賀県側編です」 (ドローン空撮・4K動画)
金糞岳(かなくそだけ)は、近畿地方最北東部および中部地方西部に位置し、滋賀県長浜市上草野地区と岐阜県揖斐郡揖斐川町の境界にある標高1,317 mの山で伊吹山地に属します。
滋賀県内では伊吹山に次ぐ標高の山であり、また、「関西百名山」および「ぎふ百山」に選定されています。
金糞岳のネーミングは、草野川東俣谷には古い鉱山跡があり、鉱石を溶かす時に生じる金屎(かなくそ)が、山名の由来であるとする説があります。また、民話の『竹生島の話』では、伊吹山に首を切られて、伊吹山より低い山になったと伝えられています。
金糞岳付近で少し低くなった場所にある鳥越峠は標高1,040mもあり、滋賀県と岐阜県を隔てる県境に位置する峠です。その峠を通過する林道が平成9年に開通し広域基幹林道鳥越線「鳥越林道」と呼ばれています。
鳥越林道は揖斐川町の久瀬広瀬から滋賀県長浜市高山までの約全長23kmの山岳林道です。
この道はむかし岐阜県の徳山の門入・川上の人々が、滋賀県高山近在までいった道です。ここを色々な物資の入った重い荷物をかっいでいく、歩荷の人々の経済交流の道であったそうです。
先般、11月の始めに、早い紅葉風景を求めて鳥越林道を車で登り鳥越峠まで行ってきました。山の麓はこれから紅葉が始まる状況でしたが、標高の高い鳥越峠付近はすでに紅葉が見頃で、今回投稿するのはその時の映像です。
林道は急な山肌を縫うようにコーナーが連続する中で、沿線の木々が見事に紅葉していました。また、峠付近から滋賀県側を眺めると遠くに琵琶湖の美しい湖面、また、振り返えった岐阜県側には、飛騨国の山並みが眼前に広がっていました。
今回は滋賀県側の秋景色をドローンで撮影してきましたので投稿します。また、一週間後には、岐阜県側の秋景色も投稿しますのでお楽しみにしていてください。
滋賀県側の景観の特徴は広葉樹が多いため、春は新緑が綺麗で、秋になると山肌が錦の衣を着飾ったようになり、大変見応えのある景色を呈してくれます。
今回投稿した空撮動画を見てお分かりいただけると思いますが、山深い高台にある鳥越峠付近の秋景色は素晴らしいものがあります。実際に行って見てもらえはここの素晴らしさはお判りいただけると思いますが、林道は舗装がしてあるものの狭く急峻な道であるため、あまりお勧めできません。
この空撮動画をご覧いただいて、ぜひ広葉樹が多い滋賀県側の秋の雰囲気を味わってください。