奥琵琶湖の面する集落(塩津浜・大浦)の素晴らしき冬景色(ドローン映像)
滋賀県の宝である日本一大きい琵琶湖。県では別名マザーレイクとも呼んでいる湖で、県の中央に位置し県土の1/6も占める広大な面積を有します。その存在感は絶大で、県ではびわ湖なくしては語れないほど貴重な財産でもあります。
琵琶湖はびわ湖大橋を境に、南側を南湖、北側を北湖と区分けして呼んでいます。北湖は広く広大な湖であり、そのなかで長浜市や高島市の面する区域を奥琵琶湖とも呼んでいます。
奥琵琶湖を取り巻く景観は、都市化されておらず昔ながらの景観が残り、四季折々の風光明媚な景観を作り出しています。その中で、北に行けば行くほど水質は良くなり、透明度抜群の水辺がここにはあります。また、湖岸は人工的なものが少なく、昔ながらの自然がたくさん残る場所です。
今回の空撮動画は、奥琵琶湖の長浜市西浅井町塩津浜と大浦地先の冬景色です。この地域の冬場は雪が多いため訪れる人も少なく、閉ざされた空間になりますが、春を待つ冬景色もおつなものです。
湖上交通が要であった昔、この地は港町として栄えていましたが、今は、湖に面した静かにたたずむ町で、時代の流れが止まったような雰囲気も感じられる場所も残されています。
そんな町の冬景色を二か所でドローン空撮をしました。まずは琵琶湖最北端の町「塩津浜」です。昔から琵琶湖を行き来する舟運の拠点として繁栄した塩津浜は、京と北陸を結ぶ重要な交易ルートとなっていました。そのため塩津街道の宿場町としても機能し、レトロな家並みも残されています。その町並みを背景に、琵琶湖に向かって飛び出すドローンからの空撮映像です。
次に、「大浦」の空撮映像です。大浦も古代から湖上交通の要所であり、丸子船で有名な場所です。塩津浜と共に北国路への中継点として発展し、古くから問屋座もあった場所です。今は外部からの出入りも少なくなり、琵琶湖の奥座敷的な静かな雰囲気が残る場所です。
また、町の両側の景観は、琵琶湖に突き出る岬「葛籠尾崎と海津大崎」と呼ばれる複雑な入り江の連続した素晴らしい景観が続きます。山紫水明、風光明媚な琵琶湖の素晴らしさを体感できる場所と言っても過言ではありません。
その体感を少しでも味わっていただくためのドローンによる撮影。地上目線で見る風景とは違い、鳥目線で見る水辺は変化に富んでいて、飽きることのない景観がよりリアルに見て頂けると思います。四季折々の素晴らしい景観の中で、今回は冬景色です。如何でしょうか。