めったに見ることが出来ない琵琶湖の「渇水の夕景」!(ドローン映像)

 滋賀県の宝でありマザーレークと呼ばれている琵琶湖には、県内に降った雨のほとんどが流入します。日本一大きな湖ですが、県境が山の尾根で囲まれていることから県外からの流入はほとんどないと思います。

 また、びわ湖に流入する河川は約450本もありますが、流れ出ていく河川は1本「瀬田川」しかありません。このため、琵琶湖の水位は県内の天候により増水や渇水を繰り返しますが、標準水位近くに保つため瀬田川洗堰で放水量の調整を行っています。

 しかし、昨年の秋は台風シーズンのまとまった雨も少ないなど、例年に比べ雨が極端に少ない影響で、びわ湖の水位はこの時期の平均を大きく下回る14年ぶりの低い水準になり、基準水位からマイナス68cmも低下してしまいました。

 この十数年ぶりの渇水により、見慣れた湖岸風景は、めったに見ることが出来ない風景に一変。お陰様と言ってはダメなのですが、思わず感動してしまう風景を呈してくれました。

↑これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。  動画を気に入って下さった方は、ユーチューブで「👍」やチャンネル登録をお願いします。

 特に、14年ぶりの渇水により、奥琵琶湖の湖岸風景は一変し、長浜市湖北町地先の水深の浅い湖岸付近は激変しました。延勝寺付近の普段の景色は、小島がぽっかり湖面に浮かんで、また、水中から生えているような水中木が点在していて、単調になりがちな湖面の景色に花を添えていい感じのロケーションになっています。

 しかし、十数年に一度の渇水により、小島が陸続きになり島に渡るための新しい道が出来た場所もあります。また、夕陽百選の地「湖北町」地先の湖岸模様も、点在する島が大きくなり、普段見ることが出来ない光景が広がりました。

 その光景を見るだけでも価値があるため、昼間の景色の貴重な記録映像として前回投稿済みです。今回は、その上を行く空撮動画です。渇水で出来た情景越しに夕日が沈む光景は、見たくても見られない価値があり、格別なものがあります。今回はその情景を狙ったのです。

普段は水に沈んでいる浅瀬も渇水により出現

 待ちに待ったその瞬間は訪れました。十数年に一度しか見られない湖岸風景に加えて、更に花を添える夕焼けを見ることが出来たのです。そして、その瞬間を逃さずドローンにより空撮しました。(実はその情景を想像し、数日間、その絶好のタイミングを見計らい、待ちわびていました。そして、その瞬間が訪れました。)

 今回はその貴重な映像を投稿します。是非ご覧ください。

渇水により大きくなった島越しに夕日が沈みます

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