伊豆の恋人岬は絶景!誰が行っても魅了されます。(ドローン空撮)

だいぶ前の話になるのですが、今年の早春に河津桜空撮のために伊豆半島に行った時に偶然見つけた絶景の話です。

 河津桜以外に大瀬崎も行きたかったので、沼津から戸田経由で西海岸を南下するルートを走りました。海岸線を走る道路でくねくねと曲がったアップダウンのある道路でしたが、駿河湾の見晴らしは素晴らしく、よそ見運転は危険なのですが、出来るだけ横見を我慢しながらハンドルを握りしめて走りました。その道中で見つけた絶景が今回投稿する伊豆の「恋人岬」です。

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 最近は無理やりこじつけて観光地になるための名前が付けられるケースが多いです。また、恋人岬と呼ばれている観光地もいくつかあります。しかし、ここはそのような観光地でなく、古くから男女が互いに鐘を鳴らしつつ愛を確かめ合う場所として受け継がれてきた場所です。ご当地の民話に語りつがれて「およね」と「福太郎」の恋愛伝説があり、そこが名実ともに「恋人岬」なのです。

恋人岬は駿河湾に面し断崖絶壁が続く

 その民話は、昔、村の娘「およね」と漁師の「福太郎」という若い男女が、土肥の朝市で知り合いすぐ恋に落ちました。しかし2人が会うには、険しい山を越えなければならず、毎日会うのは難しい状況でした。そこで「およね」は毎日近くの神社に通い、神様に「福太郎」と結ばれるよう願いました。

 するとある日、およねの前に神様が現れたのです。神様は「およね」に2つの鐘を渡しました。「およね」は1つを自分で持ち、もう1つは「福太郎」に託します。

 それからの朝晩。「福太郎」が船で恋人岬の沖を通るとき、「およね」は福太郎に向い3回鐘を鳴らしました。「およね」の鐘の音を聞いた後、今度は「福太郎」が自分の持っている鐘を3回鳴らし、お互いの愛を確かめ合ったのです。その結果、「およね」と「福太郎」は結ばれることになりったという話がネットで記載されていました。(IZU HACKの記事から引用)

 これにあやかって、旧土肥町が1983年5月に廻り崎の地名を「恋人岬」に改名したのが始まりです。

およねと福太郎の恋物語のモニュメント

 「恋人岬」は、伊豆半島の西海岸で伊豆市小土肥に位置する断崖絶壁が続く岬。今や恋人達に人気の観光地ですが、西伊豆屈指の絶景スポットであり、どなたが行っても楽しめます。

 特に、岬先端に整備された展望デッキからの眺望は圧巻の一言。天気が良ければ断崖絶壁から駿河湾越しに富士山から御前崎まで、180度以上の大パノラマが広がります。岬の先端にある恋愛パワースポット「ラブコールべル(愛の鐘)」で鐘を鳴らすのも乙なものです。

「ラブコールべル(愛の鐘)」

 さらに、岬へのアクセス道路は整備されていて歩きやすく、長く続く階段デッキや展望台など見所満載です。しかも、入場料、駐車場共に無料です。恋愛パワースポットに興味が無い人も、ぜひ行くべきです。特に富士山が見える日は最高!第1駐車場から約700m歩く必要がありますが、その価値は十分ありますよ。だまされたと思い一度足を運んでください。

恋人岬から望む駿河湾と富士山

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