見に来てください!徳山町の赤く縁どられた癒しの道「彼岸花ロード」は最高です。!

満開の彼岸花ロードを散策する人たち

 長浜市の山沿いにある町「徳山町」は、過疎化と少子高齢化が進む町です。13年前から自治会の有志が、圃場整備で無くなった彼岸花を復活しようと、彼岸花の球根を植え続けています。

 昔よく見られた彼岸花の復活だけでなく、「活動を通し区民のふれあいの場づくり・堤防の環境整備・町に訪れる人が増えることによる活性化」などの相乗効果も狙いつつ、「継続は力なり」、「徳山を真っ赤に染めたい」との思いから活動を続けています。

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 昔は彼岸花の球根に毒があるため、田んぼの畦を掘り返すモグラ除けになり、球根を増やし畦の強化を図ったため、昔の田んぼにはたくさん見かけました。しかし、圃場整備がされた後、全滅状態になっていました。

 そんな中、過疎化の進む徳山町は、町おこしの起爆剤として、あまりいいイメージでない彼岸花を逆手にとって、花を増やす取り組みを行ってきました。始めの年はインターネットで球根を購入。次の年からは経費削減のため、近場で自生している球根を集めて、植え続けています。

見に来てくださる方に案山子がお出迎え

 今や、毎年植え続けた球根は、5万球以上となり、花も15万本以上の花が咲き誇り、延長約1kmの草野川堤防は、秋になると堤防の両側が赤く縁どられた「彼岸花ロード」が出現します。

 そして、滋賀県では彼岸花の名所でも有名となり、「彼岸花の里・徳山町」でネット検索して頂ければいくつもの情報が取れるまでになりました。

草野川の清流と彼岸花ロード

 振り返ると10年目近くなった頃から「彼岸花の里」に訪れてくださる人が増え、そのこと取り組みの活力源ともなっています。また、平成元年には、このような活動が認められ、「全国みどりの愛護の集い」で国土交通大臣表彰を受賞することが出来ました。

赤い彼岸花の中に白い彼岸花も咲きます

 彼岸花の里として秋の名所になった長浜市徳山町。花の咲く時期は、通常、彼岸の日頃です。しかし、天気や温度などに左右され、今年の開花は9月の残暑の影響で遅れていますが、芽を出し始め一部が開花してきています。今年の花の最新情報は、朝夕の秋らしい冷え込みが続けば、9月末から10月初めころが見ごろとなります。

堤防の法面いっぱいに咲く彼岸花

 小径を歩けば日頃の疲れを忘れることができ、自然の癒しを感じ取って頂けるものと思います。ぜひ訪れてみてください。お待ちしています。

 皆様、田舎の小さな町ですが、自然豊かな町「徳山町」の彼岸花を見に来て頂き、草野川の清流の流れる音を聴きながら、赤く縁どられた彼岸花ロードをゆっくりと散策してください。

桜の古木に咲く彼岸花

※追伸

 活動を始めて早13年がたち、メンバーの高齢化が進んでいます。活動の中で最も体力を消耗するのは、彼岸花の芽が出る前の8月末の除草作業です。夏場に草が生い茂った延長1kmの堤防の両面の除草は、高齢者にとって極限近くの体力が要求されます。

 年を取るにつれて体力の限界を感じているメンバーにとって、この活動を存続するための大きな課題です。その課題を解決するために、自治会以外からのボランティアを募ってこの難題を乗り切ろうとPRしています。有志の方の参加協力を心よりお待ちしています。

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