その細長い地形と砂洲の景観から、「淡路の天橋立」と呼ばれる「成ケ島」!(ドローン空撮・4k動画)

私は、全国各地の景勝地をドローンで撮影するにあたり、メインの撮影場所を決めた後は、通常グーグルマップでその道中に何かないか調べるのが常になっています。
今回は、四国の最東端の岬「蒲生田岬」をメインの撮影場所に決めた後、その道中で必ず通る淡路島に絶景となる被写体がないか調べました。淡路島の海岸線をマップで拡大しながら見ていると、天橋立のような形状をした海岸線が目に留まりました。
ネットで詳しく調べると、地名は成ケ島と呼ばれており、その細長い地形と砂洲の景観から、「淡路の天橋立」と呼ばれることがあるとの記載記事を見つけ、立ち寄り場所の一つに選びました。今回投稿するのは、その時の空撮映像です。
成ケ島は、兵庫県南あわじ市にある無人島で、淡路島の南西部、洲本市と南あわじ市の境界近くに位置しています。淡路島本島からはわずか500mほどしか離れておらず、面積はわずか約0.5㎢ですが周囲は約3.5kmもある島です。
このことからもお分かり頂けますが、形状は細長く伸びた島(全長約2.6km)なのです。また、本島に接近していることから、南あわじ市の「成ヶ島渡船場」から船で約5分足らずで行くことができ、干潮時には歩いて渡れることで知られる自然豊かな島です。

ネット情報によると、この島の特徴と見どころは、干潮時に砂の道(トンボロ現象)が現れ、淡路島から歩いて渡れることです。「トンボロ現象」とは、海の波や潮流によって砂や礫が堆積し、陸地と沖にある島とが細長い砂州でつながる現象のことです。
この自然現象により、海の上を歩くような体験ができ、「淡路島のモンサンミッシェル」とも呼ばれることもあるそうです。
私が行った時は、残念ながら干潮時ではなかったため、その光景を映像に収めることは出来ませんでした。

「成ケ島」という名は、砂が堆積して“島が成る”ことから名づけられたと伝えられています。
また、島全体が「兵庫県立淡路島公園自然環境保全地域」に指定されており、開発が抑えられ、自然が手つかずの状態で保たれていることも素晴らしいです。

私の経験談から、もっとも絵になるトンボロ現象を見逃しては、ここを訪れた値打ちがないと思います。干潮時のみ現れる現象で、そのことにより島へ徒歩で渡れるまずらしい体験が出来ると思います。
そのため、潮見表の確認が必須です。私も、次回訪れるときは干潮の時期に合わせたいと強く思ったドローン県外遠征でした。



