素晴らしき雪景色!三島池と伊吹山との雪化粧した自然の美しさは最高のスポットです(ドローン空撮・4K動画)
三島池は、滋賀県米原市池下にある楕円形の農業用貯水池で、約700年前に造られました。 周囲は約780メートル、水深は通常50センチメートル前後の小さな人工池ですが、農林水産省が2009年に選定した「ため池百選」にも選ばれています。
今回は、降雪があった早朝の晴れ間に、雪化粧した素晴らしき「三島池」と、池から見る霊峰「伊吹山」を空撮した映像を投稿します。
この池は、三島神社との関係が深く、昔から鳥獣や魚介類が保護されてきました。1957年にはマガモの自然繁殖が確認され、「マガモ自然繁殖の南限地」として滋賀県の天然記念物にも指定されています。
この池の最大の特徴は、伊吹山と池との美しい調和が見られることです。そして、池の周囲には遊歩道が整備されており、散策や自然観察を楽しむことができます。
風光明媚な場所にある三島池は、四季折々の風情を醸し出してくれます。春は、桜と伊吹山の新緑が楽しめ、夏は緑あふれる伊吹山と涼しい三島池で避暑ができ、秋は紅葉と伊吹山のコントラストが美しく、冬は雪化粧の伊吹山が池に映る絶景が楽しめます。
三島池の背景にそびえるのが 伊吹山(標高1,377m) です。滋賀県最高峰の山で、日本百名山のひとつに選ばれています。
伊吹山は、古くは古事記や日本書紀にも登場し、ヤマトタケルノミコトの伝説が残っています。
山頂付近は高山植物が豊富で、特に夏はお花畑が広がります。整備された登山コースがあり、初心者から上級者まで楽しめます。また、伊吹山ドライブウェイを利用すれば、山頂近くまで車で行けます。(しかし、後で書いておりますが、大雨に伴う土砂崩れが多発しており、現在は登山禁止になっています。)
三島池と伊吹山は、自然の美しさと歴史・文化が調和した素晴らしいスポットです。
しかし、伊吹山では近年、土砂崩れや地盤の不安定化により、ふもとの集落では土石流が発生し、非難されたケースも見受けられ、問題視されています。
また、今まで緑に覆われた山肌は、いくつもの筋状のひっかき傷跡がたくさん見られるようになりました。
この原因の多くは、シカが高山植物などを食べ尽くし、根を張る植物(カノコソウ・イブキトラノオなど)が食べられ、土壌がむき出しになり、雨や風で土が流れやすくなりなってしまったことです。
私の住んでいる地域にも、シカや猿、イノシシなどがたくさん現れ農作物を食い荒らし、ひどい状況となっています。昔は、奈良公園や動物園でしか見られなかったのですが、今は、家の近くにいることが珍しくはありません。
動物愛護の考え方もわかりますが、被害を受けている者にとっては死活問題です。被害を軽減するためにも、ぜひ個体数の大幅削減をしてほしいものです。