夫婦岩を名乗るものは全国で50以上あるなかで、高知県香南市にある奇岩は男女同権型の夫婦岩です。(ドローン空撮・4k動画))
夫婦岩で有名なのは三重県二見ヶ浦ですね。それ以外にもたくさんあり、日本各地にある奇岩、名勝で夫婦のように寄り添う2つの岩を「夫婦岩」と呼んでいます。
日本各地の夫婦岩、夫婦石がある10箇所の観光地による「全国夫婦岩サミット連絡協議会」というものもあるそうで、加盟しているのは10、非加盟のものも合わせれば夫婦岩を名乗るものは全国で50以上あるそうです。
今回投稿するのは、今年の3月に行った室戸岬の近くにある夫婦岩の空撮映像です。四国でも8か所ある夫婦岩の中で、今回は高知県香南市にある夫婦岩です。
国道55号線を走っていると突如視界に飛び込んでくる夫婦岩。日本全国に数ある夫婦岩のなかでも大型に属するもので、遠目にもはっきりと認識できる特徴的な形状をしています。
青空に向かって突き立つようにそびえる四本の岩が並んでおり、海側の二本の岩が夫婦岩で、高さ十数メートル。しめ縄でしっかりと結ばれ、長年連れ添った感がある夫婦岩です。
また、見方を替えれば仲良し家族の様にも見える岩で、大変ユニークな岩群です。陸地側の大きな岩がお父さん、その横がお母さん、そして子供たちが一列に並んでいるように見えませんか。私が命名できるなら「家族岩」ですね。
国道55号沿いにある景勝地ですが、専用の駐車場はなく、道路際に数台止められるスペースがある程度です。そのため、日曜祭日は運が良ければ止めれるかも知れないと思った方が良いです。
ここの夫婦岩はタフォニ(蜂の巣状風化岩)と呼ばれる塩分の付着により生じる侵食で形作られた岩で、近づいてみると蜂の巣状に侵食された岩肌をはっきりと観察することができます。
近年は落石の危険性があることから一部進入禁止になっているものの、その外からでもかなり特徴的な景観であることは間違いありません。
いわいる夫婦岩と名付けられる名勝は、2つの岩が夫婦の様に寄り添うように見えることから夫婦岩と名付けられています。
通常は、大きい岩が男岩、小さい岩が女岩に区別されていますが、ここの夫婦岩は、その概念が少し違った風に見えます。
投稿した映像をご覧頂ければお判りいただけると思いますが、珍しいことに、仲良く二つ並ぶ岩の大きさは同じくらいなのです。まさに、男女同権型の夫婦岩と言えます。