“絶景”秘境の地にある湖上駅を空撮
四月の休みに行った静岡県へのドローン県外遠征の主たる目的地は、秘境の駅「奥大井湖上駅」でした。静岡にある有名な大井川の上流に位置し、大井川鐵道というローカル線に乗って、のんびり列車旅をしていると辿り着く駅で、思わず目を見張るような光景に出合うことが出来るとネット上に掲載されていました。
今回は、この情報をゲットし、自分の目で確かめ、その絶景をドローン空撮で撮影したいとの思いに駆られたわけです。
南アルプスの山麓にひっそり佇む静岡県川根本町。この上流に、ダム湖にぽつんと佇む大井川鐵道の「奥大井湖上駅」があります。海抜は490m。この駅は無人駅で、長島ダムのダム湖に突き出た半島状の陸地の突端にあることから、一見、ダム湖に浮かぶ島の駅に見えます。
この駅は、両岸から高さは70mもある鉄橋で結ばれています。鉄道橋から見る湖面は深い青。さらに日時によって色調を変え、見る者を惹きつけますとの歌い文句にぴったしの情景。
そこへは赤い観光トロッコ列車で行くのが王道ですが、私は、対岸にある駐車場に車を停め、一山超えて歩いて行ってきました。前後を2本の巨大な鉄橋「奥大井レインボーブリッジ」で結び、周辺に民家等は無く、さながら陸の孤島の様相を呈しているため「秘境駅」の一つに数えられています。
橋を渡りきり、長い階段を登りきると大道へつながる遊歩道があります。そこを20分ほど歩けば、高い位置から奥大井湖上駅を見渡せる場所に出ます。今回は、この見晴らし台からのドローンフライトです。今まで多くの鉄道ファンをうならせてきた、ものすごい絶景がここにはありました。しばしばスイスの登山鉄道にも例えられる、大自然をぬうように架かる赤い橋と、その中を走る赤いトロッコ列車。今回、その絶景を空撮しましたので、山の中の秘境駅を動画で味わってください。
追伸
ここの駐車場には、昼前に到着。昼ご飯を食べるところもないため、しばらく我慢することで、一山超え、秘境駅を見渡せる展望台へ。その後、下山し、鉄橋をわたり秘境駅を満喫し、午後3時前に駐車場まで帰ることが出来ました。しかし、山の中で食べ物屋は皆無の状況。川根本町まで引き返し、やっとたどり着いた昼食は午後4時になっていました。