悠久の時を過ごしてきた樹齢1800年の老杉「月瀬の大杉」に会いに行く!(ドローン空撮・4k)

日本は森と水に恵まれた風土のため、全国各地に巨木が残っています。巨木たちは圧倒的な生命力をもっており、悠久の時を過ごしてきました。この巨木たちからパワーを頂きたいとの思いから、今回は「月瀬の大杉」に会いに行きました。

中央自動車道の恵那ICを下り、ひたすら下道を走り国道153号を長野県境へ、岐阜県根羽村に入り1km程でそこへの看板が現れます。右折して300mほどでその巨大な杉が視界に飛び込んできました。

月瀬の大杉は、長野県最南端の根羽村にある国内有数の大杉で、その大きさは長野県第1位(全国第6位)です。昔から虫歯に病む者が祈願すると不思議な力で救われるとされ、大事変が起こる際は前兆として大枝が折れると語り継がれています。また、旧月瀬神社の御神木として古くから地域住民の方々に保護されてきました。

1944年に国天然記念物に指定された月瀬の大杉は、樹高40メートル、幹廻り約14メートルに達する巨木です。樹木の傍に建てられた案内看板によると、樹齢は推定約1800年の老杉との記載があります。

このように立派な老杉ではありましたが、以前は、周囲の道路が狭く、駐車場もないなどの課題があり、観光に訪れる人はほとんどいませんでした。

2015年になり、ゆっくり楽しんでもらうことを目指し大杉公園が整備されました。そこに整備された大型バス求められる駐車場に車を停め、矢作川に架かる吊橋を渡り、大杉まで整備された遊歩道を歩くと目の前に巨大な老杉が現れます。

国道153号線すぐ横に面している為アクセスはしやすく、比較的広い駐車場やトイレを完備しているので、休憩場所としても立ち寄るのも良い場所です。

月瀬地区には、このスギの大枝が折れるときは、戦争などの変事の発生や悪疫が流行するなどの凶事が起こる前兆だとの言い伝えがあります。

日清・日露の両戦争やシベリア出兵、満州事変などの発生前に、このスギの大枝が折れ、太平洋戦争の開戦前にも同様に大枝が折れたと言われています。

地域の人々は月瀬神社の御神木「大杉様」として、古くからこのスギを大切に守ってこられました。このスギにも伐採の危機がありました。

1844年の江戸城本丸消失の復興用材として、また、1908年の国の施策による村内神社統合の折り、大杉売却の決議がなされたが、月瀬区民六十戸の総結集により、大金を十数年にわたり積立て上納することによりこの危機を乗り越え、保存され現存に至っているとのことです。

このような謂れと歴史がある老杉の傍に立つと、その圧倒的な存在感の大きさと、生命力のパワーを感じ取ることが出来ます。今回は、パワースポットの月瀬の大杉をドローで撮影しながら、活力の湧き出るような力を頂いてきました。

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