「日本のウユニ湖」とも呼ばれている余呉湖。湖面が鏡になったような絶景!(ドローン空撮・4k)

 前回投稿した鏡湖になった余呉湖の続編です。余呉湖の特徴は、東、南、西の三方を山に囲まれているため、風通りもあまりなく湖面が穏やかなことから別名「鏡湖」とも呼ばれます。

 特に、風のない日の湖面には、周囲の山並みや空の雲などの風景が映り込み、湖面がまるで鏡になったような世界が広がり、鏡湖の絶景を見ることが出来ます。

 写真家の‏別所隆弘さんが撮影した湖の絶景写真は、冬景色の余呉湖が鏡湖になった写真です。まるで「ウユニ湖」そっくりとSNS上で話題になったことがありました。

 そのSNSのタイトルは「世界よ、これが日本のウユニだ」美しすぎる余呉湖の絶景でした。ウユニ湖というのは、南米ボリビアの絶景スポットのこと。鏡に写ったような対称の世界が撮ることができる、海外旅行ファンの人気スポットです。

別所隆弘さんが撮影

 余呉湖は、風のない日には湖面に空や山などが映り込み、ボリビアのウユニ湖に似た光景が見られることから、「日本のウユニ湖」と称賛されたのです。今回はその写真を拝借し掲載させて頂きました。

 この写真に影響を受けて、今まで何回か余呉湖の風景をドローンで撮影していますが、ある程度の湖面への映り込みはあるものの、‏別所さんのような風景写真とは程遠い世界でした。

 このことから、私的には、この写真は鏡湖を誇張させるために修正した写真との勝手な思い込みがあったのも事実です。

 しかし、今回投稿する7月下旬の午前に目撃し撮影した空撮映像で、この写真は実際の風景であることが解り、余呉湖の素晴らしさを再認識させられました。

↑これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。

 余呉湖は滋賀県の北東部にあり、古戦場として有名な賤ケ岳を一つ隔てた琵琶湖の北にあります。琵琶湖の水面より約50m高く、周囲約6.4km、面積約1.8平方キロ、水深約13mの小さな湖です。

 また、余呉湖は羽衣伝説も残る古代ロマンの残る湖で、四季折々に様々な表情を見せてくれる大自然に囲まれた神秘的な湖でもあります。

 余呉湖の別名は「鏡湖」とも呼ばれ、湖面が穏やかな日には、空や自然の風景が映り込み、美しい絶景を見ることができます。

 7月下旬の酷暑の朝、スマホで長浜市の天気予報の欄の風速を確認。珍しくその日はゼロメートルとの表示があり、もしかして余呉湖の鏡湖にお目にかかれるかもしれないとドローンを車に積んで出かけました。

 余呉湖は私の住んでいる場所から車で40分程度の位置にあるため、今まで何度も余呉湖の景色を撮りに訪れていましたが、今回投稿するような風景には出会えていませんでした。

 湖畔に着くと、湖面に波がないことには気づきましたが、地上目線では穏やかな余呉湖の風景としか分かりませんでした。

 何時ものように車からドローンを取り出して湖畔にスタンバイ。そして離陸してモニターを見て初めて素晴らしき鏡湖の様子が分かりました。

 モニターには夏によく見かける青空に白い雲のメリハリのある空模様が、波一つない湖面、まるで鏡のような湖面にその姿を映し出してくれました。

 しかし、人の目線で鏡湖を見るには、高台から見下ろすしかありません。周りに高い建物がないため、三方を囲む山から見ないと、その素晴らしき風景は拝めません。

 展望台などの施設が整備されていないため、どの山のどの位置からの展望が良いか地元の人しか知らないと思います。こんな素晴らしい景色があるのに、風景写真などのマニアでないと拝むことが出来ないのは残念でなりません。余呉湖にも少し高台に展望台があればいいのにと思う昨今です。

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