新緑の朝妻筑摩の空撮!「広き蒼き琵琶湖に注ぐ天野川の造形美」!(ドローン空撮・4k)

 今回投稿するのは、米原市の「朝霧筑摩」の新緑時期に見られる、蒼き琵琶湖が印象的な湖岸風景です。また、ここは琵琶湖の幅(22.8km)が最大の場所でもあり、ここから見る琵琶湖は日本一大きい湖を実感できる場所でもあります。

 今まで何本かびわ湖に注ぐ河川の河口付近の空撮をしてきましたが、今回は天野川です。びわ湖に注ぐ天野川の河口付近で私のお気に入りの場所の一つを空撮です。

 天野川の上流は、長岡のゲンジボタルが国の特別天然記念物に指定されており、川沿いにたくさんのゲンジボタルが飛び交う姿がみられることで有名です。

 その天野川の最下流にあたる河口付近の絵になるポイントは、山から運ばれた土砂で造られた小さな岬があり、そこの砂浜に柳の木が生えている景観はまさに自然の造形美です。

 特に、そこから見る夕日が落ちていく景色は絶景に値します。また、結婚式の前撮り写真の撮影場所にも採用されている風光明媚な場所でもあります。今回は新緑の時期の景色を鳥目線で空撮してみました。

これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。

 天野川河口付近には、漁港や旧朝妻湊(あさずまみなと)跡と一体となって整備された緑地公園があります。敷地内には西行の歌碑、朝妻湊跡の石碑などがあり歴史の堆積を感じさせてくれています。

 昔の面影も残す公園と、対岸には、自然が造り出した絵になる小さな岬があり、その景色を見ていると悠久の歴史を感じつつ、癒される場所の一つになっています。

 朝妻湊は古代から都への東海・北陸地方の人の行き来や荷物の運搬など、湖上交通の要衝として発展してきました。

 歴史上でも、あの織田信長や木曽義仲も、ここから大挙して、京へ駆け上った港です。また、秀吉が京の大仏殿建立の際、尾張や美濃から木材を船で運搬したなど重要な役割を果たしてきました。

 しかし、江戸時代に入り彦根藩主の井伊氏の時代以降、それまで行われていた湖上交通は制限され、港のにぎやかさは影をひそめました。

 今では朝妻湊跡の石碑、港内に敷き詰められた石畳が、当時を偲ぶものとして残っているだけです。

天野川が長い年月をかけて造った中洲

 通常はそばを走る湖岸道路を車で走り去ってしまい、立ち止まられた方はあまりおられないと思います。公園には無料の駐車場もありますので、一度立ち寄ってみる価値はありますよ。

天野川が長い年月をかけて造った中洲

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