織田信長が約3年の歳月をかけて完成した幻の城「安土城」を登る!(ドローン空撮・4k)

安土城祉の全体の風景と安土城を模してくくられた戦国時代村の城

 戦国時代、織田信長が滋賀県安土町に築いた安土城は、本能寺の変のあと焼失したため全体像のわからない「幻の城」と言われています。

 今も残る安土城祉は、標高198mの安土山にある織田信長の居城跡で、安土城は1576年から安土・桃山時代の幕開けとして築城され、国指定の特別史跡となっています。

↑これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。

 今回はその城跡を訪ねました。麓の駐車場に車を停め、受付で入山料700円を支払い、いざ、登りはじめます。(急げば45~90分ほどで一周できます。)

 まず目に飛び込んでくるのは大手道。大手門から山腹まで180mに渡って幅6mもある大手道が一直線に延びています。その外側には織田信長の家臣(前田利家・羽柴秀吉など)の屋敷が建ち並んでいた屋敷跡があります。

 築かれた石垣は400年以上の時を経ても崩れることなく、ほぼ往時の姿を保っています。まずは家臣の屋敷跡を見ながら、現在も残っている石垣や石段を見ながら、当時の様子を想像し天主台を目指して大手道をひたすら登ります。

 実際に、石段を少し登ってみるとその急な勾配を実感出来ます。安土城内へ容易に馬で駆け上がれないようになっているようです。一段一段踏み締めながら、ゆっくり登ります。

 戦国時代の城と言えば、防衛のための工夫を凝らし、城内の道は折れ曲がって複雑で、本丸が見えているのになかなか近づけないのが一般的です。しかし安土城は、中央にメインの大手道があり、信長絶頂期の自信の表れとも思え、とてもオープンな感じがします。

 また、石積みに注目すると、城の一般的な石垣は、石を割り、面と面をびっしりと組み合わせているイメージがあります。

 しかし、安土城は、時間がなかったのか、どこかから強引に持ってきた石造物や大きな丸石をそのまま組み合わせた野面積みで造られているので、少し違和感を覚えました。

 どんどん登っていくと本丸跡へたどり着き、天主跡へ上がる階段があります。あの天守が建っていたんだな~と想像するとワクワクが止まりません。頂上には天守跡があり、一段下がった場所に本丸跡があります。

 信長が建てた安土城は前代未聞の豪華な天主閣を構えたそうです。地上6階、地下1階の計7階建ての高層建築で、最上階の壁は金、5階は朱で塗られていました。

 今は、天守はないですが、当時を想い描かせてくれる材料は沢山あります。石畳の左右には家臣達の住居跡が沢山あり、一番お気に入りの森蘭丸家は、本丸のすぐ近くにあったようです。

 天守閣跡に立つと、数百年前に天下統一を目指した信長が、本当にこの地に存在してたと思うと感慨深く、大変感激します。

 今回投稿する動画は、手持ちビデオで撮影した動画ですが、その一端を感じ取って頂ければ幸いです。

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