圧巻!姉川沿いの国友地先に咲き誇る見事な桜“姉川緑地公園”(ドローン空撮・4k)
伊吹山系の山奥から流れ下り途中で草野川と高時川と合流しながら琵琶湖に注ぐ「姉川」は、姉川古戦場のある有名な川です。
姉川沿いには沢山の桜の名所があります。今回は、その一つ国友地先の桜並木の空撮映像です。周囲には送電線があり、飛行には最大限の注意を払いつつ撮影した映像です。
北陸自動車道と姉川の交差地点から少し下流にある姉川の河川敷。国友町の横を流れる姉川の河川敷は緑地公園となっており、その土手などに沢山の桜が植えられています。
何より、ここの最大の魅力は遊歩道の両サイドにびっしりと植えられた桜の木。春になると満開の桜の花が咲き誇り、まるでピンク色のトンネルが出現したかのような絶景が見られます。しかも、人も多くなく桜見物の穴場ですね。
また、姉川沿いに遊歩道が整備されていて、川べりをのんびりお散歩することができます。遠くの伊吹山を眺めながら、満開の桜並木を散策していると、時間の流れがいつもよりゆっくり感じられること間違いないです。
そして、河川敷には広場が整備されており、地元の人々がゲートボールなどに興じておられる姿をベンチに座って見ているのも幸せな時間の一つになります。
話は変わりますが、昔話の一つとして、「姉川と妹川」の伝説があります。大昔、川がなかった谷に大きな池が出来、大雨で氾濫しそうになった時、そこに住んでいた姉妹は、山が崩れるのを防ぐため、たまった池の水を抜こうと池に飛び込んだそうです。
そして、二人の姫はきれいな龍に姿を変え、二人の龍は、池から吐き出された水と一緒に谷筋に沿って一気に駆け下りて行きました。
そのお陰で、池の水は勢いよく流れだし、山々は落ち着きを取り戻し、この水が流れたところはそのまま川となったそうな。この川のおかげで田んぼも作れるようになり、村人たちはこの二つの川を「姉川」と「妹川」と名付けた。「姉川」は今の姉川、「妹川」は今の高時川とのことです。
またまた話は変わりますが、国友という有名な集落の紹介をします。国友は戦国時代から江戸時代末期まで、堺、根来と並び称される鉄砲の生産地として栄えた町でもあります。
天文12年8月25日、種子島に一隻の船が嵐のために漂着し、乗っていたポルトガル人から、初めて日本に2挺の鉄砲が伝えられました。
以降、国友・堺・根来など各地で鉄砲が作られ、国友集落には鉄砲の最盛期に70軒の鍛冶屋と500人を越す職人がいたそうです。
そんな悠久の歴史もある国友で、鉄砲ミュージアムを見た後にじっくりと桜を愛でる時間は、至福の時間であり貴重な時間です。