日本海のエアーズロックのような奇岩「立岩」!(ドローン空撮・4k)
昨年の秋に天橋立から伊根に行った時の話です。伊根の舟屋の撮影を終わり、めったに行くことない丹後半島の海岸線をぐるりと一回りしました。
丹後半島の海岸線は変化に富んでいて見所が沢山ありました。そして、海岸線を車で走り、京丹後市にある美しい海岸でエアーズロックのような大きな岩を見つけました。今回投稿する動画はその時の映像です。
案内看板によると「立岩」と呼ばれており、周囲が1kmにも及ぶ一枚岩です。海岸に突き出た半島のような姿にはビックリすること間違いなしの珍しい巨大岩石です。
地域のシンボルとして親しまれ、山陰海岸ジオパークの京丹後を代表する「立岩」は、高さが20mもある巨大な一枚岩。奇岩が沢山あり変化に富んでいて見所が多い海岸の中でも立岩が最も興味深いと思います。
立岩は柱状節理からできた安山岩の一枚岩で、その節理の美しさも見応えがあります。溶岩が固まっていく様子を想像するとわくわくします。
京都府京丹後市にある柱状節理の巨岩で全国屈指の規模を誇る。山陰海岸ジオパークのひとつに選定されており、京丹後市を代表する観光スポットのひとつでもあります。
行った時は快晴で、人はほとんどいなく、コバルトブルーの海に凛と立つ大きな岩が私たちを迎え入れてくれました。海岸の砂の中を歩き、すぐ傍まで行くことが出来ます。是非是非お勧めの場所です。日本にもこんな静かで、きれいな場所が残っているのだなーとしばし感動でした。
また、ここには古からの言い伝えがあり、ネットで調べた伝説を記載します。推古天皇のころ、丹後では3匹の鬼が首領となり、人々を苦しめていました。朝廷は用明天皇第三皇子(聖徳太子の異母弟)の麻呂子親王を大将軍に任命し、鬼の討伐に向かわせました。
鬼退治をされた時、一夜のうちに天から降りてきて、鬼たちは官軍に討ち取られ、未代の証拠として、丹後の岩に封じ込められました。その岩が現在の立岩だと伝えられています。今でも風が強く、波の高い夜などは鬼たちの号泣する声が聞こえるといわれています。
そして、立岩の近くには母子の像も佇んでいます。丹後を代表する景勝地のみならず、丹後を代表する伝説を偲べる場所でもあります。丹後半島をドライブする際には、必見の場所のひとつですよ。ぜひ訪れて見てください。