出雲大社の参拝順序と、最大のパワースポット「素鵞社」への参拝方法
出雲大社は誰もが知る日本を代表する神社で、日本一の縁結びの神様として全国的に有名な大国主大神が祀られています。誰もが、一生に一度は訪れたい神社です。
大きな鳥居をくぐり神々しさを感じる長く続く松並木の参道を進みます。そして、歴史を感じさせる壮大さと神々しさのある御本殿へ。また、神楽殿の大注連縄は日本最大級で、全長13.6m、重量5.2tもありその大きさに誰もが圧倒されます。
出雲大社は日本を代表する神社で、そのことが分かる逸話が残っています。旧暦で10月のことを「神無月」と言いますが、毎年10月に全国の八百万の神々が人々のご縁を結ぶ会議のために出雲に集うことから来ています。逆に出雲では「神在月」と呼ばれています。
今回は、初めての方でも安心して参拝できるように、お参りする前に知っておきたい作法と参拝順序や、最初に知っておくと得するポイントご紹介します。(具体的には投稿ビデオを見てください。)
まずは、出雲大社のお参りの仕方は、一般的な神社「二礼二拍手一礼」と異なり「二礼四拍手一礼」となっています。
- まず参道入り口に立つ勢溜の大鳥居をくぐり日本では珍しい下り参道を進みます。
- 参道の途中にある小さな社「祓社」に参拝。参拝者の汚れを落としてください。
- さらに参道を進み祓橋を渡ります。祓橋も身のけがれをはらってくれる場所。
- 松林の左手にある手水舎で身を清め、銅鳥居をくぐりいよいよ垣内に入ります。
- 拝殿よりご本殿に鎮まる大国主大神にお参りをします。
- それからご本殿に最も近い八足門に参拝。
- 御本殿の裏手に回るように反時計回りに歩きます。
- 素鵞社に稲佐の浜の砂を納めます。縁の下には木箱が置かれ、中にお砂が入っています。この木箱の中に持ってきた砂を入れます。そして、木箱にある御砂を頂いて帰ります。
- 素鵞社の後ろの山は八雲山と言い、山自体がご神体です。露出した岩の磐座を触らせて頂き、パワーを授かって帰りましょう。
- 御本殿の西側に小さな賽銭箱があります。ここは御本殿に鎮まる大国主大神のお顔の正面にあたる場所です。
- 氏社と西十九社にもお参り、最後に神楽殿に参拝をして完了です。
ここで、ありがたい御利益を頂ける「稲佐の浜」の砂。その献饌と撤饌方法について特別に説明します。
出雲大社の境内で最大のパワースポットとも言われるのが、御本殿後方の一段高いところにある「素鵞社(そがのやしろ)」です。
ヤマタノオロチ退治で有名な「素戔嗚尊」が祀られていて、御神体である八雲山がすぐ裏手にあることから、人によっては強いご神気を感じる場所だと言われています。また、八雲山は山自体がご神体です。露出した岩の磐座を触らせて頂き、パワーを授かることも忘れないでください。
その素鵞社の参拝方法は少し特殊なので注意が必要です!まずは出雲大社の西に位置する「稲佐の浜」に砂をとりに行きます。
出雲大社から徒歩で20分、車では3分ほどの距離にありますので、御参拝の前に行って浜の砂をとったら、出雲大社と素鵞社をお参りします。
素鵞社は社殿の床下に木箱が置いてありますので、そこに稲佐の浜の砂を奉納し、代わりに置いてある乾いた砂を頂きます。
頂いた有難い砂はお守りにしたり、自宅の敷地の四隅に埋めて清めたりすることで御利益を授かることが出来ると言われています。ぜひ皆さんも、この砂の御利益を授かりましょう。