吉野山の春の素晴らしき絶景!「中千本から奥千本まで一斉に満開」(ドローン空撮)

 吉野山の桜を見に行くのは、今回含めて三度目です。今までは、趣味の一眼レフカメラで桜の絶景を撮影するために出向いていました。今回は、新しい虜となったドローンで、鳥目線で見る絶景を撮影したいとの衝動にかられ日帰りで行ってきました。

山桜特有の絶景です

 土曜日であったため、沢山の観光客で山は終日混雑していました。その影響で山の駐車場の確保が不可能となり、車も途中で進入禁止となったため、そこから徒歩でテクテクと山登りです。(後でスマホの万歩計で確認するとなんと1万5千歩も山歩きをしていた事実が発覚です)

 しかし、今回は過去の情景とは違って、今年は一気に温かくなったせいなのか中千本から奥千本まで一斉に満開状態という素晴らしき絶景に出会うことが出来ました。今回投稿する動画は、その素晴らしき鳥目線の絶景です。この動画で吉野山の桜風景が一望できます。

↑これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。  動画を気に入って下さった方は、ユーチューブで「👍」やチャンネル登録をお願いします。

 吉野山とは、大峯連山の北の端から、南に約8kmつづく尾根一帯を言い、また金峯山寺を中心とした社寺が点在する地域の地名でもあります。また、吉野山は古来より日本一の山桜の名所として知られています。

 山裾から山の上までに植えられた桜を下千本、中千本、上千本、奥千本と名前が付けられていることから、麓から順に開花し山一面を染めていく風景は見事で、また、長い期間桜を楽しめる場所でもあります。

奥千本までが満開状態でした

 全国にある桜の名所は、主に「花見」のために桜の苗木を植え、桜並木に仕立て上げているところがほとんどです。しかし、吉野の桜は違い、山岳宗教と密接に結びついた信仰の桜として、現在まで大切に保護されてきました。吉野山に桜が多いのは、桜が蔵王権現の御神木であるとされたことに起因しています。

青空に生える満開の山桜

 ネットで調べた情報ですが、桜の木が神木であるがゆえに、枯れ木といえども薪にすることも出来ず、枝を折る者は指一本を切るといったような厳しい信仰が厳守されているそうです。

 そのため蔵王権現に祈願する際には、神木とされる桜の苗を寄進するのが最善の供養となる風習が起こり、平安時代の頃から多くの桜が植えられるようになり今日に至っているとのこと。

奥千本から見下ろす桜風景

 また、吉野山は1924年に国の名勝・史跡に指定され、1936年には吉野熊野国立公園に指定されました。また2004年には吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道がユネスコの世界遺産に登録されたことは記憶に新しいです。さらに、1990年には日本さくら名所100選に選定さている日本屈指の桜の名所でもあります。

Follow me!

コメントを残す