早春の風物詩で有名な「河津桜の絶景」は凄い!ドローン空撮映像です。
河津桜 (カワヅザクラ)は、一般的なサクラの品種であるソメイヨシノに比べて早い時期に開花する早咲き桜のひとつです。濃いピンク色の花びらが特徴で、2月下旬から3月上旬に満開になり、まさに早春の風物詩の代表です。
伊豆半島にある河津町で偶然発見された1本の桜(河津が原産地であることから河津桜と命名)から接ぎ木による苗の生産が始まり、河津桜は町全体に広がり、今では全国各地に植樹されています。
今回は、ドローンと手持ちビデオ、カメラの撮影機材を車に積み込み、原産地である河津町の桜風景を撮影しに行ってきました。ドローン空撮を行うために、事前に河津町観光協会に必要書類を提出し定められた撮影日と時間帯での許可となるため、その時間帯に絶対に行かないと撮影が出来ない厳しい条件となります。
具体的には、撮影希望日の日出から午前8時半までの時間帯で、申請した撮影区間での撮影条件となるため、自宅から約400kmも離れた伊豆半島まで徹夜で運転して朝の撮影に間に合わせることは至難の業となります。
そのため、近場のホテルでの宿泊が必要となります。伊豆半島の西伊豆にあたる小さな町「松崎町」にある一泊1万円弱のホテルを予約し、前日の早朝に出発し、そのホテルに宿泊。そこから河津町まで車で40分程度かかるため、朝食抜きで、朝6時にホテルを出発し、7時頃現地到着しました。
すでに数人のドローンを持った方がスタンバイされており、私も、早々、河原の空き地を探して撮影準備にかかりました。数台のドローンが飛ぶ中で、衝突やニアミスを避け、電波の混信を避けつつ撮影した映像が今回の投稿動画のメインです。
まだ満開でなく5分咲き程度でしたが、風は強かったものの、お陰様で天気が良く綺麗な映像をゲットすることが出来ました。その後、ドローンが飛ばせる時間帯をオーバーしたため、桜並木が続く河津川堤防を歩き、手持ちビデオカメラで撮影しながら、ゆっくりと早春の春景色を満喫しました。
河津桜の原木は、私と同じ年齢というか樹齢ですが、まだまだ健在に桜の花をつけています。河津町の飯田氏(故人)が1955年河津川沿いの冬枯れ雑草の中で芽咲いているさくらの苗を見つけて、庭先に植えた木が、今でも原木と称され、大木となり毎年見事に花を付けます。また、この原木は町の天然記念物にも指定されています。
河津桜の原木が発見されてから、町民有志らによる植栽がはじまり、今では河津川に沿って約4km、約8500本もの桜並木が続く見事な景観を造り出しました。河津桜の薄いピンク色と菜の花の黄色の線が、河津川に沿って一直線に伸びている姿は早春の花の絶景となってます。そんな絶景を皆様に見て頂きたく投稿します。如何でしょうか。