四国の尾根を縦走するUFOラインを飛ぶ(ドローン空撮映像)
去る7月下旬に行ったドローン県外遠征の投稿です。コロナ禍の蔓延防止が叫ばれている世間の流れに反し、どうしてもドローン撮影を行いたい景色があったので決行しました。目的地は、夏場でも涼しく感じられる天空の道、四国の尾根を走るUFOラインでした。
新型コロナ蔓延防止のため可能な限りの防御対策を講じての実施。人の集まらない秘境への遠征で四国となると一泊二日の日程になります。アルコール手洗いやマスク着用し人込みを避けることは最低限の必須科目。
さらに、感染リスクの高いお風呂は、恒例の日帰り温泉を避け、西条市のビジネスホテルで宿泊し部屋のお風呂に入ることで回避。
ホテルで熟睡し早朝に目的地を目指して出発。愛媛自動車道路のいよ西条ICより国道11号線を松山市や東温市方面に向かいます。賀茂川橋交差点より高知方面へと国道194号線に入り、そこから15Kmほど走ると、長い寒風山トンネルがあり、そこを抜けてすぐに左折できる道が出てくるので左折すると、そこからは四国最高峰の石鎚山を背景に伸びる全長約27kmのUFOラインの入り口です。
UFOライン (町道瓶ヶ森線・町道瓶ヶ森西線)は林道のような町道で、舗装はしているものの道幅は狭く、所々に待避所が設けられた山道です。ライン入り口からは林間を縫うように急な斜面をジグザクで登るため、ヘアピンカーブの連続です。
途中岩をくりぬいたようなトンネルもあり、見晴らしの良い天空の道とは別世界の風景が続き山を登っていきます。かなり高台に登り詰めると、いきなり木がなくなり素晴らしい眺望が目に飛び込んできます。ここからがインターネットの投稿写真で見た天空の道の始まりです。
元々は、雄峰ラインと呼ばれていましたが、標高1300m~1700mの尾根沿いを縫うように走るルートは、天空へと続くような、まさに天空の道となるドライブコースで、今は語呂合わせUFOラインとして有名になりました。
また、2018年に放送されたカローラのCMでは、山の稜線に沿ったUFOラインを爽快に走る映像が流れて一躍注目を集めたこともあります。晴れた日には石鎚山系はもとより、太平洋まで見渡すことができるダイナミックなパノラマの絶景が続きます。
圧倒的に広がる四国の大自然、見事な雄峰が魅せる絶景、まるで空の上を飛んでいるような感覚を味わうことが出来る天空の道です。今回は、その素晴らしき天空の道の空撮映像を皆様にお届けします。(このような場所に、道を造った人々に感服です。)