鳥目線で見る鶏足寺の紅葉風景
地元の紅葉場所で、有名になりすぎた鶏足寺。テレビ番組でも取り上げられ全国紅葉ランキングでも常に上位に位置しています。このため、紅葉の時期には観光バスなどをはじめたくさんの車で押し寄せる観光客は約10万人もの人が訪れ、一日で50台以上もの観光バスが押し寄せる事もあると聞いています。
私の住んでいる長浜市内にあるため、2~3年前までは毎年ここに撮影に行っていました。しかし、観光客が増えたことと、どんなに朝早く行っても、カメラマンの人だかりが出来き、人が映りこまない自然な写真を撮ることは至難の業になってきたことから、最近は足が遠のいています。
ここの素晴らしい紅葉風景は、参道が赤いモミジの落ち葉で、真っ赤なジュータンを敷き詰めたようになるところがとくに有名です。しかし、このシーンも最近は人が多すぎて絵になるような写真が撮れません。
近年、スナップ写真よりドローン空撮動画にはまっている私にとって、鶏足寺はドローン空撮したい場所であっても、観光客が多くなりすぎたため、撮影できない場所の一つになっていました。
しかし、昨年の紅葉シーズンに、鶏足寺の地元観光協会よりドローンの撮影依頼が飛び込んできました。地元の観光協会の依頼とあれば、大手を振ってドローンを飛ばせます。ワクワクしながら事前に飛行計画を作り、飛行ルートの了解を得てのフライトです。
撮影当日は天気も良く絶好のフライト日和になりました。少し残念なことは、昨年の猛暑が影響したのか紅葉は色づきが悪く、鮮やかな紅葉でない年でした。
午前10時に、市の職員と観光協会の責任者に立ち合いを頂き、ドローンテイクオフ。その時に空撮した動画を今回投稿します。鶏足寺の紅葉時期のドローン空撮動画は、ユーチューブなどでも見る事はありませんので、貴重な空撮動画となります。一年前の風景ですが、鶏足寺がどのような地形にあるのか知って頂くために投稿させていただきます。
しかし、空撮して分かったことですが、モミジがある場所は寺付近のみで、鳥目線では、その紅葉の素晴らしさは目立ちにくい存在であることが分かりました。小京都と言われる見事に赤く色づいたモミジの参道は、広大な山麓の一角だけであり、鳥目線で見るとその素晴らしさは山裾の一部であり、紅葉空撮としては物足りない動画になりました。
そのため、動画の中に、何枚もの私のお気に入りスナップ写真を入れ込んでの編集となりました。出来栄えは如何でしょうか。結論として、鳥目線で見るより、実際に歩いてみることにより、鶏足寺の素晴らしき紅葉風景を、満喫できるのだと分かりました。