高齢化で秋の風物詩の景観維持が困難に・・・。1kmも続く真っ赤に縁どられた「彼岸花の小路」を守っていくためのサポーター募集!

長浜市にある山間の小さな集落「徳山町」の有志により、「草野川」の環境保全を図ろうと圃場整備で無くなった彼岸花球根を植え続けて今年で18年目。

今では1kmの堤防の両側に約10万本の花が咲き誇り、真っ赤に染まった「秋の癒しの小径」できあがりました。

そして、SNSなど情報発信により滋賀県の彼岸花スポットとして有名になり、県内をはじめ県外などからも多くの人が見に来られるようになりました。

昔は彼岸花の球根に毒があるため、田んぼの畦を掘り返すモグラ除けになり、球根を田んぼの畔に植え畦の強化を図ることが多くありました。しかし、昔の田んぼにはたくさん見かけた彼岸花も、圃場整備が行われた後、全滅状態になってしまいした。

そんな中、徳山町の環境保全会では、町おこしの起爆剤として、あまりいいイメージでない彼岸花を逆手にとって、圃場整備で無くなった彼岸花を復活さす取り組みを行ってきました。

活動開始後10年ほど経つと、延長約1kmの草野川堤防に大半植えることができ、その頃から「彼岸花の里」に訪れてくださる人が徐々に増えました。

また、平成元年には「全国みどりの愛護の集い」で国土交通大臣表彰を受賞することが出来ました。

町の環境保全会では、彼岸花の復活だけでなく、「活動を通し区民のふれあいの場づくり・堤防の環境整備・町に訪れる人が増えることによる活性化」などの相乗効果も狙いつつ、「継続は力なり」、「徳山を真っ赤に染めたい」などの思いから活動を続けてきました。

しかし現状は、この作り上げてきたすばらしい景観を維持保全していくのが困難になってきています。

今や彼岸花の里として滋賀県屈指の名所になった長浜市徳山町ですが、活動を始めて18年が経つと、集落の極端な過疎化による参加者の減少に加え、メンバーの高齢化が進んでいます。

活動の中で最も大変なのが、彼岸花の芽が出る前の8月末の除草作業です。彼岸花をより綺麗に見てもらうためには、蔓延る雑草の撤去が不可欠な作業となります。

そんな中、夏場に草が生い茂った延長1kmの堤防の両面の除草作業は、高齢者にとっては厳しい体力が要求されます。

特に、この体力を必要とする維持管理作業は、この作り上げてきた景観を存続するための大きなポイントであり課題でもあります。

そこで、この難題などを乗り越えるために、ボランティアサポーターを募集することになり、サポーター募集ビデオやチラシを作成しました。

地域をはじめ皆様のお力をお借りすることにより、下草野地域の秋の風物詩として守っていただければ幸いです。ご協力をお願いします。

なお、お問い合わせ先は「下草野まちづくりセンター」☎0749-74-2340です。

 

 

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