釣り人が集まる「野田沼」の空撮

　琵琶湖の周りに衛星のごとく点在する湖沼は「内湖」と呼ばれています。わが町「長浜市」にもいくつか内湖がありますが、今回はその一つ「野田沼」を紹介します。
　野田沼は高月町片山という集落の傍にあり、沼周辺が整備された緑地公園で、四季折々の自然の色彩を楽しめるロケーションが魅力的な沼でもあります。
　また、ここは釣りでも有名で、琵琶湖とつながっているため、本湖の魚類が産卵場として入ってきます。へらぶな、鯉、ブラックバスなどが釣れるため、特に、春先を中心に大物目当ての釣り場となり、多くの釣り人を引き寄せる場所でもあります。

　この付近で私のお気に入りの被写体は、びわ湖の風景です。この野田沼は、湖岸沿いに整備された道路の傍にもあるのにかかわらず、車で走るときにも、その存在もほとんど気づかず、立ち寄る事の無い場所で忘れ去られた存在でした。

　先日、天気の良い休日に、いつものようにドローンを車に積み込み、夕日百選の舞台となっている湖北町地先をうろうろと撮影場所を物色。そのときに、野田沼の存在に気が付き、そこの駐車場に車を停めました。
　その場から沼の周りに植えられた木越に、垣間見る風景はなかなかのものでした。大きな沼の中央にある島、そして、周りを囲む木々、遊歩道など絵になる場所であることを確認し、そこでドローンを飛ばすことに決定。

　天気が良い平日、何人かの釣り人がおられる中、邪魔をしない様に、空撮開始。隣のびわ湖との間に、交通量の多い湖岸道路があり、その上空を飛ぶことは禁止されている中で、そのことにも配慮しながら慎重に飛行。しかし、空撮動画をより魅力的にするため、高度の上げ下げと、中の島への最接近する撮影が必要となるため、慎重の中にも、ダイナミックな飛行を行いました。今回は、その空撮動画を編集しましたので投稿します。如何でしょうか。

追伸
　インターネットの写真投稿サイトで見つけた一枚の写真。それは、春爛漫の桜が咲く沼風景の芸術的な写真でした。詳しく調べると、撮影場所は野田沼でした。ここは撮影場所としても隠れたスポットです。

　特に、沼の周りに植えられた桜の満開時期は、素晴らしい風景となります。私も、もう少しで満開となる桜シーズンに、一眼レフをもって必ず行きたい場所の一つとなっています。