都市化された湖岸風景「琵琶湖の南湖」の空撮特集
滋賀県ではマザーレークと呼んで、大切であり宝みたいな琵琶湖なのですが、日本の宝でもあると思います。皆さん、ご承知の通り日本一の大きさを誇る湖で、一周するには200km余りもある巨大な湖です。そのため、琵琶湖は北と南に分けて区別をしています。その区分けは、琵琶湖大橋が出来てからは、その橋を境として北側を「北湖」、南側は「南湖」と呼んでいます。
今回投稿する動画は、琵琶湖の南湖付近(大津市・草津市・守山市)と、その続きにあたる近江八幡市の素晴らしき風景動画です。数ある過去の空撮データーの中からチョイスし編集したのが今回投稿する動画です。
さて、同じ琵琶湖でも「南湖」と「北湖」の湖岸景観は大きく違います。簡単に言うと、南湖は都市化された湖岸風景、北湖は自然が残る湖岸風景がそこにはあります。
話は変わりますが、私を含めて滋賀県の北部に住む者は、昔から県政が「南高北低」であると訴えてきた経過があります。県庁のある大津市や、草津市、守山市などに多くの予算がつぎ込まれた結果、どんどん都市化され、人口が集積し、街並みや色々な公共施設が整備され、住環境が良くなりどんどん発展してきた経過があります。
かたや、北部地域は高齢化と過疎が進み、人口が減るため公共投資も少なくなり、県の南側に比べると、発展が止まったような寂しい地域となりつつありました。
そのため、北部地域の住民は、県への要望として「南高北低」を解消すべきと訴え続けてきた経過があります。その中での象徴的な事象として、巨大な公共施設の「長浜ドーム」が、強い要望により北部地域に建設された経過もあります。
話は元に戻るのですが、前述した滋賀県特有の歴史経過もあり、琵琶湖湖岸の景観もその影響があったと感じています。南湖の湖岸には大きなビルが立ち並び、湖岸も景観に配慮した人工護岸が整備されている区間が多いです。また、湖岸緑地広場も、駐車場が完備され公園化しています。
一方、北湖は都市化された区間は限られており、ほとんどが、自然の護岸が残り、昔ながらの琵琶湖風景を見ることが出来ます。私は、若い頃は都市化された南湖がいいと思っていましたが、歳を取ると、自然が残る風景は心を落ち着かせてくれて、安らぎを感じるなど、北湖は好きな風景となっています。
今回の投稿は、南湖主体(近江八幡市を除く)の投稿となりますが、以前投稿した長浜市に面する琵琶湖の景観と見比べて頂ければ幸いです。そうして、何か感じるものがあれば、投稿したものとしてうれしいです。