速報! 晩秋の奥琵琶湖風景、小島の素晴らしき紅葉と幻の道が出現(ドローン空撮・4k動画)

私の住んでいる滋賀県の東北部に位置する湖北地域の見どころは、奥琵琶湖に面しのどかな田園風景が広がる風光明媚な場所にあります。
滋賀県で最も高い日本百名山の一つ「伊吹山」をランドマークにし、広がる農村と水田の風景、そして、日本一大きい琵琶湖に面し、特に「滋賀の原風景に触れたい人」にはとても魅力的な場所です。
今まで何度も空撮し投稿してきましたが、私的なやむを得ない事情により、今年の秋はドローンを飛ばす時間の余裕がありませんでした。しかし、そんな中、無理やり時間を割いて、晩秋の奥琵琶湖を空撮してきましたので、今回はリアルタイムに近い撮りたてとして投稿します。

今回、空撮ターゲットにしたのは晩秋の奥琵琶湖の風景です。日本夕陽百選の一つである湖北町地先の湖岸沿いから見る竹生島と、湖岸近くに点在する小島などの湖岸風景です。
晩秋の時期となり、小島に生えた広葉樹の紅葉が島に色鮮やかな彩を加えるとともに、おりしも、琵琶湖の水位が低下しているために、中々見ることのできない幻の道も姿を現しつつありました。

この細長伸びた小島は、湖岸から約200m離れた地点に浮かぶ「奥の洲」と呼ばれています。昔、奥の洲には神社があり地元の人は参拝に行くのに船で行っていたそうです。今では、その神社は集落内に移築されていますが、極端な渇水になると、歩いて行ける幻の道が出現します。
「奥の洲」の由来ですが、「洲(す)」とは、水の中にできた小さな陸地・砂州を意味します。奥の洲という地名は、「湖の奥にあった陸地」、「水辺に突き出た土地」を表しており、昔の地形の名残を今に伝える貴重な地名でもあります。

今から2年前の秋に、数年に一度の琵琶湖の渇水により、奥琵琶湖にある湖岸から約200m離れた地点に浮かぶ小島「奥の洲」が陸続きになり幻の道が出現しました。
そしてメディアに取り上げられ報道されると、たくさんの見物人が訪れ、急遽、一大観光地のようになりました。現在の状況は、過去ほどの状況に至っていませんが、幻の道が出来つつあります。

もともと湖北町地先の奥琵琶湖の湖岸付近は遠浅です。それ故に、まるで浮島や水中木のように見える小島が散在していて、大変変化のある景色を見せてくれます。
それに加え、渇水により水位が低下しているため、その普段の景色がよりグレードアップされて大変ユニークで珍しい景色にもなっています。
その様は、普段は湖面に浮かぶ小島に幻の道が現れ、点在する島々が大きくなりユニークな形に変形するなど、普段見ることが出来ない珍しき光景が広がっています。

今回は、リアルタイムな情報として投稿しました。今後の渇水状況により、風景がより変化の富んだ面白い景色が見られるかもしれません。ぜひ、琵琶湖の水位に注目していてください。ちなみに、11月27日現在の水位はマイナス63cmです。


