自然が造り出した神秘的な造形美「富士山麓の西湖と樹海」
日本一高く美しい山「富士山」のふもと北西部にある西湖と樹海は、大自然が造り出した神秘的な造形美としても価値が高く、富士山が造り出した大自然を満喫できるスポット的なエリアでもあります。
また、西湖に関しては、山中湖や河口湖に比べると自然豊かな静かな環境が残っています。今回は、ドローン空撮により、この風景を鳥目線で捉えてみました。
西湖は富士山の火山活動によって生じた溶岩による堰止湖で、面積は富士五湖では4番目、水深は2番目の深さで 72mもあります。
湖畔で釣り・カヌー・カヤックなど楽しむことができるとともに、西湖周辺には、富士山の溶岩によってつくられた独特の溶岩洞穴(富岳風穴・鳴沢氷穴など)を見ることが出来ます。
一方、西湖の西側に広がる富士山麓の広大な森林地帯は、青木ヶ原樹海と呼ばれています。富士山頂から眺めると木々が風になびく様子が、海原でうねる波のように見えることから「樹海」と名がついたそうです。
樹海の歴史は約1200年とまだ浅く若い森です。そこに生える木々は、富士山が噴火し流出した溶岩の上に生い茂っています。溶岩の上にある薄い土の層で育った木々の根は地中に潜れず、溶岩の上を這うように広がっていることから、独特の神秘的な雰囲気を醸し出している要因のひとつらしいです。
この樹海は、一度入ったら出られない場所であり自殺の名所と言われる恐ろしい場所とのイメージが私にはあります。この由縁は、平地山林であるため、360度どこを見ても木しかなく、また地面の凹凸も少なく、似たような景色が続きます。
また、足場も悪くまっすぐ進めないため、自分のいる位置が確認しづらく、迷って遭難する危険性が高い場所なのです。このため、怖いイメージの樹海なのですが、整備された遊歩道からそれないように心がけるなどして散策すれば、大自然の息吹を感じられる最高のスポットと言われています。
今回は、富士山のふもとにある西湖、青木ヶ原樹海をターゲットにし、自然豊かで神秘的な風景を、鳥目線で見て頂こうと投稿しました。如何でしょうか。