琵琶湖湖岸にあるメルヘンチックな道の駅「風車村」の再生
滋賀県高島市の琵琶湖沿いにある「道の駅:風車村」は、オランダの田園風景をイメージにして作られた風車村です。高さ18mもある巨大風車や小ぶりの風車2基をはじめ、ヨーロッパ調の建物があり異国情緒あふれる道の駅です。
中央には広々とした芝生広場があり、ピクニック客やサッカーなどのスポーツを楽しむ家族連れなどたくさんの人々で賑わいました。また、新旭風車村の西側には、3.8haの広大な花菖蒲園があり、私も以前は、6月に菖蒲の花と異国情緒を写真に収めるために、毎年出かけていた記憶があります。
しかし、並行して走る国道の便利さが増し、琵琶湖湖岸をゆっくり見て走る利用者が減少するとともに、施設の老朽化がすすんだこともあり2016年4月から休眠施設となり利用できない状態になりました。
その後、老朽化や利用客減少のため休園していた風車村の再活用を図るため、高島市がグランピング施設計画を掲げた不動産開発会社と協定を結び、再開発に着手。新たにグランピングが出来る施設整備を進め、三つあった風車は修理してそのまま残し、琵琶湖を自転車で回る「ビワイチ」の人のためのカフェも設ける計画で再整備に着手。
このような計画で、休眠施設であった「(旧)新旭風車村」はレイクサイドグランピングスポットとして再生し、2年後にグランドオープン致しました。グランピングキャビン・テントによる宿泊、広大なエリアでのBBQ、サイクルカフェも併設した施設群は、琵琶湖畔で上質なアウトドアが楽しめる新たな施設として生まれ変わりました。グランピングは「グラマラス(魅力的)」と「キャンピング」を合わせた造語で、ぜいたくなキャンプという意味だそうです。
今回は、湖岸道路の桜並木が美しい春の時期に合わせて、琵琶湖の湖岸風景と湖上から見る風車村の様子を、ドローンにより鳥目線で撮影しました。如何でしょうか。