渡り鳥の楽園を空撮！

　日本最大で、しかも500万年という世界で三番目に古い歴史を持つ琵琶湖は、水生生物の宝庫であり、1000種以上の生物が生息していると聞いています。
　水鳥たちにとってもここは繁殖に適した楽園のような存在です。なかでも、湖北町延勝寺付近の湖岸は、ヨシ原が多く残り、水中に木が生えたような浮島もあります。しかも、水深も浅く遠浅になっており、一年を通して、たくさんの水鳥が集まっています。

　また、水中木やヨシ原は、水鳥たちの絶好の隠れ家となっているだけでなく、水草や小魚などのエサが豊富にあるため、オオヒシクイや、コハクチョウ、カモ、サギなど多数の水鳥が見られます。
　特に冬場は、コハクチョウやカモなどの大型の渡り鳥がたくさん集まり、野鳥の楽園的な場所で絵になる場所でもあります。ここは、「日本の夕陽百選」にも選ばれており、鳥たちと夕陽が織りなす幻想的な風景に、多くのカメラマンが列をなす光景が良く見られます。

　今回の空撮は、その渡り鳥が集まる水辺を空撮しました。野鳥の楽園にドローンがお邪魔することにより、バードストライクに合わないか、また、鳥たちが驚かないか心配しつつ、撮影したい一心でテイクオフ。
　私の持っている3種類のドローンの中で、小さなMavicドローンを使用し、離れた場所から、ゆっくりと楽園に近づきます。そうすると心配と裏腹に、渡り鳥達は、ドローンを友達の様に迎え入れてくれました。驚いて飛び立つ鳥もなく、普段の様に水面に浮かんで休息する姿を捉えられました。地上目線で見ることが出来ない角度から、鳥目線で見ることが出来、思い通りの空撮動画として収録することが出来ました。今回は、その貴重な動画です。如何でしょうか。

　また、併せて全容が分かるように空撮した動画も投稿します。楽園がどのような場所にあるのか、遠景と高い所からの撮影です。2本の動画を見比べてください。楽園の全容と詳細が分かると思います。

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