渓谷風景とトンネルアーチを映し出しインスタ映えするフォトスポット「清津峡渓谷トンネル」
黒部峡谷(富山県)、大杉谷(三重県)とともに日本三大峡谷の一つに数えられている「清津峡」は、新潟県十日町市にあります。
清津川を挟んで切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷をつくり、雄大な柱状節理の岩肌とエメラルドグリーンの清流が、訪れる人々に驚きと感動を味わえる場所として人気があります。
今回の投稿動画は、今人気の「清津峡渓谷トンネル」で渓谷風景とトンネルアーチを映し出しインスタ映えするフォトスポットをご紹介します。
清津峡渓谷トンネルが出来るまでは、その絶景を見るために、下流の清津峡温泉から渓谷沿いにある遊歩道で見に行くしかありませんでした。
しかし、清津峡の岩崖は柱状の岩の寄せ集めで一枚岩ではないため、岩は硬くても、もろく崩れやすいという特徴があり、昭和63年に通行中の人の頭部に落石が当たり死亡した事故も発生し、非常に危険な観光地でもあったそうです。
その問題点を解決するために出来たのが清津峡渓谷トンネルです。トンネルは全長750mあり、入口からゆるい上りで、途中トンネルから横に突き出た3つの見晴所があり警告と雄大な柱状節理の断崖をまぢかに見る事が出来ます。
1番目は普通の見晴所、2番目は縞模様の壁とトイレがあり、3番目は「しずく」といわれる赤い光がきれいな見晴所です。
第1駐車場から清津峡渓谷トンネル入口までは3~5分程度で着き、トンネルは往復で30~40分です。
そして、そのさらに奥、行き止まりが人気のパノラマステーションです。
インスタ映えもするフォトスポットとして超人気があるトンネルの一番奥のパノラマステーション(水鏡)には水が張ってあり、端の方の水深が0.5~2㎝と浅く歩くことができます。
半鏡面仕上げのステンレスがトンネルの壁面天井に貼られ、足元は水が張られて鏡のように外の渓谷風景とトンネルアーチを映し出しインスタ映えするフォトスポットとなっています。
訪れた観光客のだれもが、リアルな世界と幻想的な異空間を結ぶかのような不思議な光景に、歓声を上げるか息を呑む様子の光景があちこちで見られます。
しかし、ここでの撮影タイミングは、人が少ないか他に人がいないときが絶好のシャッターチャンスです。人が多いと水面が波立ち鏡にならないからです。出来れば閑散期に行ったほうが良い記念写真が撮れますよ。
落石事故後、1996年にトンネルの遊歩道が完成し、トンネル内から渓谷美を眺める形態の観光地として再開されました。
その後、2018年の大地の芸術祭で大型リニューアルされ、清津峡とトンネルがアート作品として生まれ変わり今に至っています。
道中トンネル内では、光の幻想と、面白いオブジェが目を楽しませてくれ、最後に奥のパノラマステーションで超絶景を望む事が出来る観光スポットです。
入坑料金として、大人(高校生以上)1,000円 小人(小・中学生)400円が必要です。なお、繁忙期はネットで事前予約しなければなりませんが、必見の価値がありますので是非訪れてみてください。