日本海の織りなす自然美とダイナミックな絶景「浦富海岸」(ドローン空撮)
先般、鳥取砂丘に行った帰りに、すぐ隣にある日本海の織りなす自然美とダイナミックな絶景が望めることで有名な浦富(うらどめ)海岸に立ち寄りました。鳥取砂丘から車で15分ほどの位置にある岩美町の海岸です。
岩美町は、鳥取県の最東端で兵庫県と接し、日本海に面した人口約12,000人の小さな町です。そこにあるのが浦富海岸で、町の全体がユネスコ世界ジオパークに加盟している「山陰海岸ジオパーク」エリアの中に入っています。
ジオパークとは、地球・大地を意味するジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた言葉です。ネットで調べると、地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値があり、明瞭に境界を定められた地域のことを言うと記載されています。
簡単に言えば「地球の公園」みたいなもので、地球による長年の地殻変動などの自然現象によって生み出された山や川、大地や地層などで価値のある地域や景観のことを言います。
ここの海岸線一帯は、東西約15kmのリアス式海岸で大小の島が点在、かつ、奇岩のオンパレードです。日本海の荒波と冬の季節風によって浸食された花崗岩が、断崖絶壁や洞門・洞窟・奇岩などのダイナミックな地形を造り出した素晴らしい景勝地なのです。
また、海も大変綺麗で、透明度の高く澄みきったコバルトブルー色をした水面と、岬に囲まれた白ぽい砂浜との見事なコントラストは見る者をくぎ付けにします。
ここは古くから景勝地として知られ、日本百景、名勝及び天然記念物、山陰海岸国立公園などに指定される海岸でもあります。
また、海岸は、「日本の渚100選」にも選ばれ、「西の松島」とも評される鳥取県を代表する景勝地です。女性的でやさしい景観の東北の松島とは対象的に、日本海の波に削られた男性的な荒々しさが魅力です。
浦富海岸は複数の絶景が見られる名所があるため、色々と見るにはかなりの時間が必要。しかし、時間の都合上、見て回ることが出来ないので、その雄大な景色を鳥目線で取り込むことの出来るドローン空撮で我慢しました。(本音を言えば、このような変化に富んだ海岸線はドローン空撮の威力を発揮する場所で、ここを訪れた動機は空撮する目的で行ったようなものです。)
今回は、その時の素晴らしき海岸の絶景動画を投稿します。なかなか行けない場所なので、動画を見て、少しでも行った気になってもらえばうれしいです。