必見!4連の雄大なアーチ橋は通称「めがね橋」として親しまれています(ドローン空撮・4k動画)
昨年の暮れに行った群馬・新潟・長野ドローン空撮県外遠征において、立ち寄った通称「めがね橋」の空撮映像を今回は投稿します。
通称「めがね橋」と呼ばれている古橋は、碓氷川に架かる煉瓦造りの4連アーチ橋のことです。明治25年12月に完成した日本最大のレンガ造りのアーチ橋で、国指定重要文化財にも指定されています。
また、1993年には「碓氷峠鉄道施設」として、他の 4つの橋梁等とともに重要文化財に指定され、2007年にはユネスコの世界遺産への登録を目指し、暫定リスト入りをしています。
どこにあるかと言うと、かつて「交通の難所」と呼ばれた群馬県安中市松井田町と長野県北佐久郡軽井沢町との境にある標高956mの碓氷峠付近にあります。
旧信越本線の第二橋梁から第六橋梁までの5基が現存し、その中で特に横川-軽井沢区間にかかる第三橋梁は通称「めがね橋」と呼ばれています。また、現存するレンガ造りの橋としては国内最大規模だそうです。
廃線となった信越本線にかかっていたレンガつくりの大きな古びた橋は、軽井沢まで車で向かう際に旧道を通っていけば簡単に見つかります。橋のそばには車を止められるスペースもあり、そこから階段を昇れば橋の上にも行けます。
橋の上には、横川駅から旧熊ノ平駅までの旧線跡を整備した遊歩道「アプトの道」が通っています。
アプトの道とは、レンガ造りの橋梁やトンネルなど、歴史的な鉄道遺構が数多く残る道(全長は約6km)を歩き、かつての駅の跡までを辿る、自然を満喫するウォーキングルートです。
正式名称は「碓氷第三橋梁」で通称は「めがね橋」と呼ばれている古橋は、レンガ造りの4連アーチ橋で、川底からの高さが31mもあり、上からの眺めも最高です。
その古橋は、今から130年程前の1891年に着工し、僅か2年後の1893年に竣工したそうです。設計者は、鉄道作業局技師長としてイギリスから日本に招聘され、明治時代初期の橋梁を数多く手がけたイギリス人技師のパウナルだそうです。
それにしても、130年も前にこんな大きいものが作られたなんて驚きです。現代のような大型土木機械がない時代に、このような険しい場所によく造ったものだと感嘆を禁じ得ませんでした。
また、その美しい構造と芸術性が多くの人から愛され、秋は紅葉スポットとしても人気です。私が撮影に行った早朝でも多くの観光客が訪れていました。
廃線となった道を歩けるのはめったにない機会ですし、レンガの積み方など勉強になる部分も多いので、ぜひ寄り道してみる価値は十分にあります。