徳島の代表的な景観の一つで日本三奇橋のひとつともされる原始的な吊橋「かずら橋」!(4k動画)

四国の中央は、高い山が続き四国の尾根を形成しています。そこには、岐阜の白川郷、宮崎の椎葉村とともに「日本三大秘境」の一つにも数えられる「祖谷」があります。

今回は、前回の続きで祖谷にある「かずら橋」を投稿します。徳島の代表的な景観の一つで一度は見たいと思っていた、日本三奇橋のひとつともされる原始的な吊橋です。

この吊り橋は、平家の落人の隠れ里と伝説の残る祖谷を流れる祖谷川に架かっています。植物の葛の一種であるシラクチカズラを編んで作られた橋で、国の指定重要有形民族文化財に指定されています。

橋は長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日本三奇橋の一つであり、起源はその昔、空海が祖谷に来たとき困っている村民のために架けたとか、あるいは平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設したとの伝説もある橋です。

国道32号線から細い山道をうねうねと10キロほど車を走らせます。前回投稿した小便小僧を過ぎる暫くすると、突然観光地の雰囲気が漂う場所が開けてきます。

そこにある「かずら橋夢舞台」という観光施設に併設されている駐車場に車を停めて、坂を下ること徒歩3分、見えてきました祖谷のかずら橋。

この橋は、全国的にも知名度が高く、年間35万人の観光客が訪れています。

早々、かずら橋の下流にある橋の上から全容をカメラに収め、誘導看板に促されながら橋の袂へたどり着きました。橋を渡るのは一方通行になっています。通行料は有料で、お高く感じる大人1人550円を橋のたもとにある案内所で支払いました。

通行料の支払いを済ませ、橋を渡り始めました。意外と長いし揺れるし!なかなか一本踏み出す勇気が出てこない…。さらには他の人も渡っているので余計に揺れます!

また、床の隙間からは川が見え、揺れと共に確かにスリル満点です。横歩きで橋の手すりを掴みながらゆっくりと渡ります。

橋板の間が空いています。転落するほどでは無いがスマホを落とすと回収不能になるので写真撮影は慎重にしないと大変なことになります。

橋を無事にわたり終えた後は、近くにある滝を見ながら祖谷川の素晴らしき渓流の河原に降り、今度は下から橋を見上げます。

この吊り橋を沢山の観光客が渡るため、老朽化が早い事から3年に一度、橋の架け替えが行われているとネットの情報がありました。

橋の材料である高知県産のシラクチカズラの太いかずらの調達は年々困難になってきており、細いかずらを撚り合わせて使用しているといいます。

架け替え期間は約1か月を要し、三年に一度を考慮すると、通行料550円は仕方ないのかなと後で思いました。

私にとって、徳島の代表的な景観の一つで一度は見たいと思っていた場所でした。文字通り山奥の谷あいにある日本3奇橋のひとつで、植物のツルを使った原始的な吊橋。

揺れ揺れの橋で10mほど下の川が底面の大きな隙間から迫ってきて迫力がありました。

何回もわたる必要はありませんが、皆様も一度は渡ってみる価値がありそうです。

また、豊かな自然に囲まれた独特のシチュエーションで歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

 

※遠くてなかなか行けない方には、福井県にもかずら橋があります。規模は徳島より小さいですが、池田町を流れる足羽川の清流に架かる橋を見に行ってください。

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