岐阜県斐川町にある彦根城を模した「藤橋城」!今回は新緑の時期に訪れました。(ドローン空撮・4K動画)
昨年、新緑がまぶしい季節に、滋賀県の隣に位置する岐阜県揖斐郡揖斐川町にある「藤橋城」に行ってきました。城は、1989年に旧藤橋村が建設した観光施設で、外観は彦根城を模した天守風の建物です。
今回は、谷間にポツンと聳え立つ新緑に囲まれた城風景を、ドローンで空撮したので、その映像を投稿します。
藤橋上は実際の歴史的な城ではなく、地域振興と観光資源として整備されたもので、「西美濃プラネタリウム」としても知られています。
この施設は、1階にプラネタリウム、2階に星の展示室、3階に旧藤橋村の歴史と民俗の展示、4階に展望室があります 。
旧藤橋村は岐阜県の西部、滋賀県との県境に位置し、山々に囲まれた自然豊かな地域でした。しかし、山間部に位置しており、人口減少や高齢化が進む中で、地域の活性化策が求められていました。
その一環として「観光施設の整備による村おこし」が構想として生まれ計画されました。そして、歴史的な観光名所が少ない藤橋地域において、「人を呼べる象徴的な建物」として建てられたのが藤橋城です。
外観は滋賀県の彦根城を模して造られており、完成当時は、インパクトのあるデザインで注目を集めました。
また、「星降る里」として知られ、澄んだ空気と美しい星空が魅力で、天体観測や自然体験の場としても人気があったため、藤橋城は単なる展示施設ではなく、城の内部にプラネタリウム機能が整備されました。
さらに、郷土の歴史民俗資料館としての機能も持たせ、教育・文化拠点としても設計されました。そして、隣接する「藤橋歴史民俗資料館」では、茅葺きの古民家5棟を移築・復元し、江戸時代の山村生活を再現しており、大変ユニークな施設群となっています。
自然と共生する暮らしや文化が息づいていた地域で、自然豊かな環境にあり、夜には美しい星空が広がることから、天体観測や星空撮影のスポットとしても人気です。歴史や自然、星空を楽しみたい方におすすめの観光地です。
また、現在もその魅力を伝える施設や風景が残っています。訪れることで、かつての村の暮らしや自然の豊かさを感じることができるでしょう。