天高き秋晴れの素晴らしきロケーションで空撮!奥びわ湖「空と湖と山並み眺望」
心地よい風が吹き過ごしやすい季節の本格的な「秋」になりました。この時期の特徴の一つは、夏に比べて空が高く見えます。
その理由はズバリ、“空気の透明度”が高いからです。大陸育ちの高気圧は、海育ちの高気圧よりも空気中に含んでいる水蒸気の量が少ないため、空の青さが濃く、空が澄んで見えるのです。
今回の投稿は、素晴らしき秋空の下、奥びわ湖の湖上をドローンで空撮した動画です。秋の雲は、形が変わりやすいため、そのときの形状によって「うろこ雲」・「いわし雲」などいろいろ名前で呼ばれます。
その中で秋空の代表的な雲で、雲の中でも一番高いところ(高度5,000m以上)にできる雲「筋雲」が現れた日にドローンを飛ばしてみました。
筋雲は砂の上をほうきで掃くと、筋が出来るように、それを空に描いたみたいな薄い筋状の雲が特徴です。
私にとって奥びわ湖の見慣れた風景でも、空の色や雲の形のロケーションの変化によって、いつもと違った景色に見えます。
まさに今回投稿する空撮動画は、それにあたります。前述したように秋の空は空気も澄んで抜けるような青空が広がり、その青空にはほうきで掃いたような跡の筋雲が現れ、秋を演出してくれる素晴らしいロケーションの下での撮影となりました。
秋の空を表現する言葉に、「天高く馬肥ゆる秋」があります。これは、空が、夏空は白っぽく見えるのに対し、秋は大陸から来た高気圧の乾いた空気のために澄み渡り、いつもより上空の雲までよく見えることと、実りの秋を表現しています。
一方、低気圧と高気圧が日本の上空を交互に通るため、お天気が変わりやすいのもこの時季の特徴で、これを変わりやすい人の心になぞらえ、「男心と秋の空」「女心と秋の空」とも言いますね。
今回のドローンの発着点は、奥びわ湖に面した長浜市飯浦地先です。日本一広い琵琶湖の最北端に位置し、つづら尾崎などの入り江が入り組んでいる場所でもあります。
人工的なものが少なく、たいへん静かな場所で自然そのものが残っています。ただでさえ風光明媚な場所ですが、今回は秋空の演出効果で、さらに魅力をアップしています。如何でしょうか。