和歌山県にある白崎海岸は、「日本のエーゲ海」とも称されるほどの絶景スポット!(ドローン空撮・4k動画)

白崎海岸は、和歌山県由良町に位置する海岸で、「日本のエーゲ海」とも称されるほどの絶景スポットです。

真っ白な石灰岩が連なる海岸線が最大の特徴で、青い海と空とのコントラストが美しく、まるで地中海沿岸のような風景が広がります。

今まで何回か訪れていますが、海岸線特有の強い風が吹くため、ドローンによる撮影は断念していました。しかし、今回訪れたときは運よく強い風も吹かず、絶好のドローン日和に恵まれたので、空撮する事が出来ました。今回は、その映像をお届けします。

投稿した映像でお分かりいただけると思いますが、真っ白な岩石でできた海岸線に公園のような施設が整備されています。この真っ白な景観は、約2.5億年前にサンゴ礁が堆積してできた石灰岩で形成されていると言われています。

ここで、この海岸について過去から現在に至る歴史をネットで調べてみました。

明治20年代頃に、地元で良質な石灰岩の存在が知られるようになり、セメントや肥料の原料として本格採掘がスタートしました。

しかし、昭和14年頃、海軍・紀伊防備隊が置かれ、採掘用坑道が倉庫など軍事用途に流用されました。終戦直前には、人間魚雷で有名な「回天」の格納・出撃基地として坑道が改造されましたが、実際には使用されませんでした。

その後1958年に「県立自然公園」として指定されましたが、1960年代まで石灰採掘が継続されていました。

平成期(1980〜90年代)に入り、由良町が土地を購入し、採掘後の廃坑・露頭を再活用し、「白崎海洋公園」として整備され、今に至っているとのことです。

空撮動画でもお分かりのように公園内には、キャンプ場、ログハウス、ダイビング施設、展望台などが整備されています。

また、道の駅も併設され、海辺を散策できる遊歩道や化石観察の解説施設も整い、観光スポットとしてたくさんの観光客が訪れています。

しかし、石灰を採掘した平場の跡地には、観光目的のかなり大きな建物が建てられていましたが、今は、閉鎖状態で、周りを立ち入り禁止のフェンスが張られ、綺麗な景観の中で少し違和感を覚えました。

「白崎海洋公園」は、断崖絶壁の海岸線だけでなく、前述したように地質的価値が高く、地球の歴史を感じられる自然の博物館のような場所です。

また、石灰岩の岩肌や坑道跡、回天基地の未完施設など、採掘や軍事両面の歴史的な痕跡がそのまま残っているので、大変面白い場所でもあります。

私の一押し絶景は、白色い海岸線と青い海原のコントラストが素晴らしい絶景を造り出していることです。その中で、特に、海に沈む夕日は幻想的な景色が広がり言葉を失うほどの美しさらしいです。

皆様、ぜひ訪れてみてください。

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