伊吹山は「方向によって表情を変える山」!(ドローン空撮・4k動画)

伊吹山は、滋賀県と岐阜県の県境にそびえる標高1,377mの山で、近畿地方・東海地方を代表する名峰で日本百名山の一つです。
私の故郷である長浜市からの眺望は、まるで富士山のように綺麗な三角形の姿をしています。今回は、降雪後のつかの間の晴れのタイミングを捉え、その冬場の雄姿をドローンで撮影しましたので、皆様にお届けします。
伊吹山は見る方向により違った形の山に見えます。その理由は、山の地形(稜線の向き・斜面の傾き)が方向ごとに大きく異なるためです。
伊吹山は富士山のように「きれいな円錐形」の山ではなく、東西に長い台地状の山で、南北よりも東西方向に長く広がった山の形になっています。

東側(岐阜県側)から見ると「ゆったりとした台形の山」で、西側(滋賀県側)から見ると頂上部が急に切り立った「壁のような山」に見えます。
さらに、伊吹山は、東側は急斜面、西側はなだらかな斜面という特徴的な形をしており、これが見え方の差をより強くしており、見る方向で印象が大きく変わります。
この山の形がゆえに、私の故郷からは、映像で見てお分かりのように、まるで富士山のように見えるのです。

そんな郷土のランドマークであり、自慢の一つでもある伊吹山は、歴史・自然・気候の面でとても特徴的な山でもあります。
伊吹山は日本有数の薬草の山として古くから知られ、「伊吹もぐさ」(お灸に使われる艾)でも有名です。
また、古事記や日本書紀に登場し、日本武尊が伊吹山の神に襲われ、病に倒れたという伝承が有名です。そのため、歴史や神話が好きな方にも魅力のある山です。
一方では、伊吹山は日本の降雪記録を持つ山としても有名で、1927年には世界的に見ても異常なレベルの積雪11.82mが観測された山でもあります。

話は変わりますが、私の住んでいる地域は豪雪地帯で雪がたくさん積もるのは珍しいことでなく、特に昭和56年の豪雪の時に、大雪になり体育館がつぶれ、自衛隊による災害派遣が行われた地域です。
この原因は、伊吹山があるからだと言われています。日本海に発生した雪雲が太平洋に流れる道筋で、伊吹山にあたり、滋賀県側に雪を降らせるからです。

そのような伊吹山ですが、日本百名山の一つに選ばれています。選ばれるには、その山が持つ風格、歴史や文化の重みがあるのか、山の美しさや、登山家としての“惹かれる魅力”など、山としての格を最重視して選定されているそうです。
今回投稿した映像から、百名山として皆さんの賛同を頂ける山だと自負しています。登山愛好家にとっては登りやすい山でもあり、一般人にとっても9合目までは自動車で登ることもできます。是非一度、伊吹山に登ってください。天気が良ければ、山頂から琵琶湖や伊勢湾、御嶽山、白山まで見渡せることもありますよ。


