世界最大の「鳴門の渦潮」を飛ぶ(ドローン空撮映像)
去る7月下旬に行ったドローン県外遠征の続編です。コロナ禍の中でも、どうしても行きたい場所「四国の尾根を走るUFOライン」でドローン撮影を行いたい景色があったので決行しました。
勿論、新型コロナ蔓延防止のため可能な限りの防御対策を講じての実施でした。今回はその道中で立ち寄った「鳴門の渦潮」について投稿します。
鳴門の渦は有名な観光地でありながら、いまだに私は近くで見たことがありません。四国に渡るために利用した鳴門海峡大橋。その下に渦はあるのです。せっかくの機会なので、高速を途中下車し、渦潮見学に行くことにしました。
遊覧船での見学は時間とお金がなくて行けないため、鳴門大橋の車道下に設けられた遊歩道を利用してみることにしました。「渦の道」と呼ばれる450mの海上遊歩道には渦潮展望室があり眼下に見ることが出来ます。
今回生まれて初めてこの海上遊歩道を大人一人510円支払い渦潮が発生する真下付近まで約15分かけて歩きました。そこの床に設けられたガラス窓からは、45メートル下の鳴門の渦潮を望むことができるのですが、渦潮が発生する時間帯になっておらず撃沈。
瀬戸内海と太平洋を結ぶこの海峡は、幅は僅か約1.3キロメートル、深さは最大80メートルもあります。鳴門海峡を挟んで、瀬戸内海側は満潮、太平洋側は干潮となり、境目では海面の高さに落差が生じ、この高低差は、最大で1.5メートルにもなるとのこと。
渦潮は激しい潮流が発生することによりできる「自然現象」です。隣り合わせになった満潮と干潮の高低差で生じた潮流は、中央部を流れる速い流れと、陸地側の遅い流れとの速度差で回転力が生まれ渦潮になります。
また、渦の大きさは春と秋に最も大きくなり、世界最大級の直径20mにもなる大渦が出現するそうです。
海上遊歩道で立派な渦潮が見られなかった原因は、発生時間帯がずれていたため。見ごろとなる時間帯まで、約一時間の待ち時間があるため、遊歩道から直接見ることを諦め退散することに。
駐車場に戻り車で出発。付近の海岸を車で走っていると、正面に鳴門海峡大橋を望める海岸に着きました。ちょうど渦が見ごろとなる時間帯でもあり、その海岸から、片道2km余りの長距離フライトとなりましたがドローンを飛ばし、私の代わりに見に行ってもらいました。
今回の投稿映像は、その時の映像です。遊覧船などで見る渦潮とは違い、鳥目線で見る渦潮は別の意味で迫力があると思います。如何でしょうか。