白銀の田園の中に凛と立ち並ぶメタセコイア並木!(ドローン空撮)

 日本には四季「春」「夏」「秋」「冬」のそれぞれが、風情ある風景が移り変わり季節ごとに美しい景色を楽しませてくれます。

 若い時は仕事に追われて、季節の変化を感じるものの、その旬の景色の素晴らしさをあまり感じませんでした。

 しかし、高齢者の域に達し現役を退いた私は、四季の移り変わりを感じながら日々を過ごす生活に変化しています。

 四季それぞれの風景の移り変わりを肌で感じ、旬の景色の素晴らしさを目で感じ、また、それぞれの季節に咲く花の匂いを鼻で感じるなど五感で味わえるため、日本で暮らせていることの喜びを感じるようになりました。

 若い頃は季節の移り変わりは当たり前の世界でしたが、年を取ったせいなのか、日常生活にゆとりが出来たせいなのか分かりませんが、毎年繰り返される一年の自然の営みが身に染みて肌で感じ取れるようになりました。

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 今回投稿するのは、滋賀県高島市マキノ町にあるメタセコイア並木です。日本街路樹百選の一つで、500本余りメタセコイアの大木が、約2.4kmの道路の両側に並ぶ姿は圧巻で、全国的にも超有名になった街路樹です。

 1981年(昭和56年)に、マキノ町果樹生産組合が管理地内に防風林として総延長2.4kmの区間に高さ約2mのメタセコイア苗木約500本を植えられたのが始まりで現在に至っています。

 樹種選定にあたり、メタセコイアではなく桜並木にという意見もあつたそうですが、桜百選に選定されている海津大崎の桜並木が近くにあることと、果樹園を運営していることから防風林が必要であったこと、また整備当時近隣より化石が発見されていたことも理由となりメタセコイアが選ばれたそうです。

 この並木でもっとも有名なのは紅葉風景なのですが、今回は、メタセコイア並木の冬景色を投稿します。撮影のタイミングは何時でも良いというものではありません。冬場に狙うタイミングは、うっすら雪化粧した風景の瞬間です。

 気温が下がった朝方に小雪が降ると、冬場、葉を落とし枝のみの落葉樹は、枝に雪が付くことにより、枯れ木に雪の花が咲いたようにきれいに見える瞬間があります。

 しかし、太陽が当たり少し気温が上がれば、枯れ枝に着いた雪も落ちてしまい、殺風景な冬景色となってしまいます。

 このうっすら雪化粧した風景を撮影するには、私の家から撮影地まで車で約1時間余りかかるため、このタイミングでの撮影は至難の業です。

 今まで数回チャレンジしてきましたが、いずれも失敗しています。今回は、去る1月下旬に10年に一度の最強寒波が日本にもやってきて、気温は氷点下を超えて厳しい寒さが到来したタイミングで、ドローンを車に積み込み行ってきました。

 朝起きると家の周りの木々は、枯れ木に花が咲いたように雪化粧しており、「今がチャンス」と思いドローンのバッテリーの充電を開始。朝食後、早々身支度をして車のハンドルを握り出かけました。

 しかし、現地に10時頃の到着となったため、期待していた雪化粧風景はなく撃沈しましたが、青空が見えていたので、白銀の田園の中に凛と立ち並ぶメタセコイア並木を撮影。

 今回はこの空撮動画を投稿します。冬の青空に映える並木は如何でしようか。

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