日本の最強山城と言われる「小谷城址」を飛ぶ

 今回投稿するのは、私の住まいの近くにある「小谷城址」です。空撮画像に合わせ、城全体を分かりやすく紹介するために、遺構などの写真を織り込んだビデオです。

 城のあった小谷山は滋賀県東北部の長浜市に位置します。また、小谷山からの展望は素晴らしく、琵琶湖、竹生島、虎御前山、長浜市街、姉川の古戦場、伊吹山など一望できます。

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 小谷城は標高495mの小谷山に築かれた戦国大名浅井家の居城で典型的な山城です。日本五大山城の一つと言われ、難攻不落の堅牢な城として有名です。昨年NHKの番組「歴史秘話ヒストリア」では、日本最強の山城であったと放映されました。現在は、建物の遺構は残されていませんが、山を登ると、随所に残された石垣や堀切・土塁・堅堀などから往時の姿を偲ぶことができます。

小谷城は、浅井長政の祖父にあたる亮政が小谷山に築いた山城で1573年に織田信長によって滅ぼされるまでの50年間、浅井3代(亮政・久政・長政)の本拠地となりました。

 小谷城は大きく4つのエリアに分かれています。小谷山から南に伸びる尾根に築かれた本城と呼ばれるエリア、その西側の武家屋敷があった清水谷エリア、城を守った山頂の最前線の大嶽エリア、別方向の尾根に伸びる福寿丸や山崎丸エリアです。すべてを踏破するとてつもなく時間がかかるので、初めて訪れた時は、本城の尾根を登り本丸までの往復か、清水谷を降りてくるのが見所も多く無難だと思います。

小谷城のあった小谷山の全容

 私も含め地元民にとっての自慢は、小谷城を築城した浅井家から誕生した日本史上最も有名な三姉妹です。何度もドラマや映画に登場する浅井三姉妹は、茶々・初・江の三人姉妹。織田と浅井の同盟強化のため、浅井長政に嫁いだ信長の妹「お市の方」もこの地に暮らし、三姫を生みました。すなわち、この姉妹が生まれたのが小谷城なのです。

小谷山の中腹から西側を望む(琵琶湖や竹生島)

 長女の「茶々」は豊臣秀吉の側室となり、豊臣家の後継者となる豊臣秀頼を生みました。次女の「初」は京極高次に嫁ぎ、大坂の陣では両陣営の仲介に奔走。三女の「江」は徳川家康の三男・徳川秀忠の正室となり、徳川家光をうみました。

小谷城が落城し浅井家が滅んでも、浅井家の血は受け継がれ、日本の歴史に深くかかわった浅井三姉妹は地元民の誇りなのです。

今回は、単なる空撮動画でなく、その歴史を忍びテロップや写真を動画に挿入し編集しました。如何でしょうか。

小谷山中腹から南東側の眺望(伊吹山や姉川古戦場)

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