心に残る古墳を飾る桜を空撮!「姫塚古墳」

 私の地元で前々から気になっていた古墳があります。通常の古墳は山の中にあり目立たない古墳ですが、ここは違います。田んぼの中にポツンと古墳の丘があるので目立ちます。そして、だれが何のために植えた知りませんが、古墳の丘には何本かの桜が植えられ今や大木となっています。

 そのため、特に春の時期は、その桜が満開となり存在感は強烈です。まるで古墳を飾り立てる簪のような風景が見られます。その古墳の名前は「姫塚古墳」と呼ばれており、長浜市にある古墳で東柳野集落の東側の田んぼの中にあります。(滋賀県指定史跡に指定)

 古墳の構造は前方後方墳であり、四世紀前半の古墳時代に造られたと発掘調査により判明。なお、古墳時代とは、今から約1300年前から1800年前にかけて、全国的にたくさんの古墳がつくられた時代のことを言います。

 現在残っている大きさは 70 mほどですが、周囲が崩くずれていることから、つくられた当初はさらに巨大であったらしいです。ネット情報では、滋賀県内でも最大級の前方後方墳で平野部に残るものとしても貴重なものとの記載がありました。

これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。  動画を気に入って下さった方は、ユーチューブで「👍」やチャンネル登録をお願いします。

 山の上に古墳をつくるには、山を削って古墳の形に整えればよいですが、平地に古墳をつくることは大変です。土を運んできて高く盛り上げなければならないため、山の上に古墳をつくることに比べ、より大きな労力がかかったと誰もが容易に想像できます。このため、この古墳に葬られた人は特に強い権力を持っていたと言われています。

 前々から、気になっていた古墳のため、桜満開の時期になると、その古墳を飾る桜を一眼レフカメラで撮影していました。いわば心に残る古墳でした。しかし、今回は鳥目線で見ることが出来るドローンで撮影することにチャレンジしました。

 ドローン操作技術も向上し腕に自信がついた中で、真上から高度を下げ古墳の形が見て取れるような飛行と、古墳をあらゆる角度から見れる360度旋回などの操作を駆使し撮影した映像です。田んぼの中の桜で飾り上げられた古墳は珍しいと思います。心に残る古墳は如何でしょうか。

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