ドローン飛行時間100時間から経験した注意点

 元々は一眼レフカメラが趣味で、10年ほど風景に特化した撮影に時間を割いてきました。50代から定年後の趣味としてはじめたカメラも、長年やっていると、欲が満たされない状況が生まれてきます。

 デジタルカメラの性能は、日進月歩で素晴らしい機能が搭載されています。そのため、だれもが綺麗な写真を撮ることが出来ます。昔の銀塩カメラのようなテクニックは必須アイテムで無くなっています。夕焼けなどの素晴らしい景色の前でカメラを構えれば、だれでもが、同じような絶景写真を撮ることが出来るのです。

 その中で、プロとアマの大きな違いは、写真枠の切り取り方のセンスになります。長年の経験から使用するレンズの種類と撮影角度、および切り取り方のセンスで、写真の良し悪しが決まる時代なのです。

 そんな状況下の中で、四年ほど前に、全く目線の違うドローン映像に出会いました。カメラは地上目線、ドローンは鳥目線という全く違う衝撃的な出会いでした。子供のころ、空を自由に飛んでいる鳥を見て、鳥になりたいとの思いに駆られた方も多いと思います。私もその一人です。

 

 当時、たまたま、写真コンテストで準優勝した副賞として5万円頂いたタイミングで、ドローン購入を決めました。1万円から数十万円するドローンがある中で、後悔しないように、また、徹底的にやり抜くため、購入資金としてヘソクリも追加し、プロ仕様のドローンをいきなり購入しました。

 それから、この世界にはまり込んで、今日まで三年半が経過し、ドローン飛行時間も100時間を超えるまでになりました。そこで今回は、飛行時間100時間からの体験談として、経験したヒヤリハットが沢山あります。その中で、だれもが大なり小なり経験するアクシデントに対する注意点や、撮影テクニックなど10項目について動画を作成しました。

 今回はドローン愛好家にターゲットを絞り込んで投稿します。この動画を見て、少し手も役に立てれば幸いです。

これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。  動画を気に入って下さった方は、ユーチューブで「👍」やチャンネル登録をお願いします。

ドローン飛行時間100時間から経験した注意点10項目(体験談)

  • モニターによりドローンを後退させながら撮影する時は、裏と横の障害物に注意
    • (例)富士山の雄大な裾野を後退しながら撮影している時、背後の山の木に接触寸前となりました。
  • 目視外飛行は事前にドローン飛行ルートを想定し、そのルート上の障害物を事前確認する
    • (例)低空飛行の場合、モニターでは確認しづらい電線が突然現れる。
    • (例)橋の下を潜場合は、モニターでは距離感が掴みにくいため、目視も併用する。
  • ドローンを低空飛行させるために降下する場合は、目視かモニターの高度を注視する必要がある。
    • (例)水面間近まで迫る急降下飛行は、迫力が出ますが、ドローンは急に止まれないので注意が必要。
  • 山間を目視外飛行する時は、モニターのGIS地図を参考にすることにより、山裏に飛行しないように注意が必要。     
    • (例)撮影の流れとして、自然と山裏に飛ばしてしまい電波が切れることがありホームリターン機能を使う場合があります。この場合、飛び立った地点へ直線で帰還するため、飛行高度を100m以上に設定しておくこと。
  • ドローンを高速飛行する場合は、プロペラが映りこまないように徐々に加速する。
    • (例)一定高度を上げて、目標に向かって急加速すると画像にプロペラの残像が入り込みます。
  • 逆光の場合は、ドローンの高度を上げ、出来るだけカメラアングルを下方向にする。
    • (例)紅葉した木々を、逆光で撮影したらプロペラの残像が入り込みました。
  • ドローンを上昇しながら対象物へのカメラアングルを変化させる。
    • (例)ドローンの上昇に合わせながらカメラアングルを下げると見栄えが良くなる。
  • 映像スタートは、ドローンの先に見える風景から編集する。
    • (例)映像スタートの段階でドローンが飛び立つ瞬間よりも、その先の風景から始めることによりいい感じの映像となる。
  • 単調なドローン飛行は、迫力に欠けて見栄えがしない。『琵琶湖リゾート』
    • (例)ドローンの撮影時の高さの変化をつけることにより、変化にとんだ映像が可能となる。
    • (例)ドローン回転する場合は、その場でなくドローンを移動させながら回転して撮影する。
  • ドローンに模様や記号を付けることにより便利になる。
    • (例)モニターから目視に移行する場合、素早く飛行中のドローンを見つけることが出来るようにドローンに糊の残らないマスキングテープなどを利用し模様をつける。
    • (例)特定の交換バッテリーだけを使わないように、それぞれのバッテリーに百均に売っているナンバーシールを張ることにより使用の平準化になる。

ドローン撮影時の基本ポイント

  • 幹線道路上(特に、交通量がある道路)や付近のドローン飛行は禁止されているため注意する必要がある。
  • 第三者に撮影許可が必要な場合は事前に手続きをする。
  • 素晴らしく綺麗な映像の出来具合は、天候に左右される。晴天で風か弱い日がベストな撮影時期である。
  • 目視外飛行から直視する場合、ドローンが発見しやすくするため、ドローンに目立つ模様をつける。交換バッテリーに番号を付けると便利です。
  • 重量200g以上のドローンは、DID地域内飛行・夜間飛行・目視外飛行・30m以内接近飛行などの飛行をする場合、事前に航空法に基づく国の許可・承認を取る。(来年に100g以上に規制強化になる予定。)
  • 飛行マニュアルを遵守し飛行させる。
  • 特に飛行時は補助員による監視が必要。DID地区は補助員を2名。それ以外の場所での飛行でも、補助員を1名つけて監視させる。

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