びわ湖の渇水より驚きの風景が出現! (ドローン映像)

普段は湖面に浮かぶ小島ですが、渇水により小島に渡る道が出現

 滋賀県の宝でありマザーレークと呼ばれているびわこ湖の水位は、天候により増水や渇水を繰り返しています。その度合いが極端になると、その風景は何か大自然の神秘を感じ、思わず感動してしまう湖岸風景が見られます。今回の投稿は、めったに見ることが出来ない風景についてです。

 今年は台風シーズンのまとまった雨も少なく、この秋は例年に比べ雨が極端に少ない影響で、びわ湖の水位はこの時期の平均を大きく下回る14年ぶりの低い水準になっています。このためびわ湖の水位は11月29日現在で基準水位からマイナス68cmにもなっています。

夕陽百選の地も湖岸模様が一変しました

 滋賀県内に降った雨はほとんどがびわ湖に流入します。びわ湖に流入する河川は約450本もありますが、流れ出ていく河川は1本「瀬田川」しかありません。今後さらに水位が低下し続けると瀬田川の河口にある洗堰の放水量を少なくする渇水対策が必要になるおそれもあります。

 滋賀県民が冗談でよく言う、京都や大阪の人たちに「びわ湖の水止めたろか」という言葉があります。びわ湖の水は、京都府南部、大阪府のほぼ全域、兵庫県神戸市付近まで広く利用されています。このような意味で、びわ湖は「近畿の水がめ」とも言われ、渇水対策によっては大きな影響が出ます。

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 14年ぶりの渇水により、奥琵琶湖の湖岸風景は一変し、めったに見ることが出来ない風景を呈しています。特に、長浜市湖北町地先の水深の浅い湖岸付近はすごいです。延勝寺付近の普段の景色は小島がぽっかり湖面に浮かんで、また、水中から生えているような水中木が点在していて、単調になりがちな湖面の景色に花を添えています。

 しかし、十数年に一度の渇水により、小島が陸続きになりました。まるで、小島に渡るための新しい道が出来ているのです。まるで、瀬戸内海に浮かぶ小豆島で、潮の満ち引きで出現するエンジェルロードを訪仏させるような光景が広がっています。また、夕陽百選の地「湖北町」地先の湖岸模様も、点在する島が大きくなり普段見ることが出来ない光景が広がっています。

まるでエンジェルロードを訪仏する光景

 今回は、十数年に一度しか見られない湖岸風景を、記録映像として残すため、ドローン空撮を行いました。鳥目線で見ることが出来るドローンは、その貴重な風景を手に取るように見られ、その映像を撮影することが出来ました。今回は、その貴重な映像を投稿します。是非ご覧ください。

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