おにゅう谷の素晴らしき紅葉空撮  

 毎年行くようになった小入谷(おにゅうだに)の雲海と紅葉の絶景コラボ撮影。小入谷は高島市朽木村にあり、晩秋から初冬の早朝、雲海の絶景が見られるスポットとして、近年は多くの人が訪れています。

 しかし、今年は諸事情があり行くことが出来ませんでした。そこで今回投稿するのは、昨年の記録です。いつもの通り紅葉と雲海の絶景コラボを狙って出かけましたが、残念ながら雲海に見放され、朝日が昇ってから、紅葉の素晴らしさをドローンで空撮した映像を投稿します。

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 ここ小入谷は、特に11月上旬から中旬頃に雲海と紅葉が重なることで、見事な絶景となります。私は10年ほど前から、新聞記事でその情報を知っていたのですが、記事を見るだけで具体的な場所も調べず行ってみたいとは思いませんでした。しかし、ある記事に投稿されていたカラー写真を見た時の感動は今でも忘れません。その時以来、行ってみたいとの思いに駆られ、6年ほど前に初めて実行に移しました。

 初めて行く所なので、目的地までのルートも半信半疑のまま、暗闇の山道を車で走ります。舗装した一本道なのですが、沿道にはほとんど民家や外灯もなく、車の対抗も難しいほどの狭い道を走ること約1時間。山道なので、途中、シカなどの獣に出くわす場面もあり、心細く引き換えそうになる気を振り絞り、何とか目的地まで辿り着いた思い出があります。

 昨年の具体的な状況は、早朝の午前3時過ぎに家を出で、車で走ること2時間。午前5時には現地到着。かなり知名度が上がったため、既に沢山のカメラマンが訪れている中で、撮影ポイントはわずか二箇所。既に空きスペースもない状態になっていました。

 暗がりの中でも、うっすら見えるあたりを見渡すと、紅葉状況は最高みたいだが、雲海はもうひとつ。どうしょうか迷っている中、定番のポジションからの撮影をあきらめ、更に上に登り、峠近くからの遠景を撮影することにしました。

 その後、朝日が昇り周りの山々が明るくなったところで、改めて紅葉の素晴らしさを確認し、今回はドローン空撮をすることに決めました。その撮影結果は、今回投稿する空撮動画です。

 ドローンを飛ばす場所は、どこでもよいわけではありません。紅葉風景に加え小入谷の特徴が分かる場所が入ると、いい映像になります。そこで考えた結果、この絶景の地へのアクセス道路となる小入谷林道がよく映る場所へと移動。林道特有の曲がりくねって登っていく絵になるポイントが、今回の撮影地です。ヘアピーンカーブの連続した林道は、まるで、日光にある「いろは坂」を彷彿させる光景がありました。

 今回投稿した空撮動画を見て頂けるとお判りだと思うのですが、ここの木々は広葉樹が多く、また、その種類も多いことから、黄色を含む色々な色に紅葉していることがお判りいただけるでしょう。色とりどりの秋色の山肌は、錦色の衣を纏ったようで、その素晴らしさは秋の絶景と言えるのでないでしょうか。

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