色々な顔を持つ素晴らしき小さな湖「余呉湖」(ドローン空撮)

 私の住んでいる「長浜市」には古代ロマンと神秘の湖と呼ばれる「余呉湖」があり、四季折々に様々な表情を見せてくれます。また、山に囲まれた小さな湖ですが、サイクリングやハイキングをはじめ魚釣りなどアウトドアにも人気があります。今回は、そんな湖の新緑に囲まれた素晴らしき風景を、鳥目線での空撮したドローン動画を投稿します。

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 余呉湖は滋賀県の北東部にあり、古戦場として有名な賤ヶ岳を一つ隔てた琵琶湖の北にあります。琵琶湖の水面より約50m高く、周囲約6.4kmの小さな湖。もともとは、柳ヶ瀬断層の働きによってできた湖で、湖底からは2000年前の埋没林が発見されている古い湖です。

 東、南、西の三方を山に囲まれ、山の中にひっそり佇む神秘的な雰囲気を持っている湖です。また、羽衣伝説も残る古代ロマンの湖でもあります。また、東、南、西の三方を山に囲まれており、風通りも少ないため湖面が穏やかなことから別名「鏡湖」とも呼ばれています。

湖を一周できる周回道路沿いにある東屋

 昔から、周囲の山々の渓流や伏流水が流れ込むだけの湖でしたが、一方、昭和40年以降は、農業用水の重要なダム湖的な側面も持っています。余呉湖から南側に位置する湖北地域は、河川からの農業用水だけでは日照りが続くと、頻繁に農業用水不足が発生していました。

 この問題を解決するため、琵琶湖より50mほど高い位置にある余呉湖をうまく活用し、琵琶湖の水をポンプで余呉湖にくみ上げ、ダム湖として利用を開始。そのおかげで自然流下により農業用水を安定的に供給することが出来るようになったため、農業経営の安定の一役を担っている湖でもあり、稲作には必要不可欠な湖ともなっています。

 また最近では、余呉湖は釣り人がたくさん訪れる湖でもあり、近年はワカサギ釣りのメッカとして有名となりました。例年では11月下旬の解禁以降、寒い冬の時期に多くのファンが集まる場所ともなっています。

自然が残る湖岸沿いの風景

 滋賀県の東北部にある小さな湖「余呉湖」は色々な顔を持つ湖です。神秘的な湖とともに、古くから色々な歴史ロマンが伝わっています。また、近代は農業用水の重要なダム湖としての利用や、アウトドア志向に伴うサイクリングやハイキングをはじめワカサギ釣りに、沢山の人々をくぎ付けにする湖でもあります。この素晴らしき余呉湖を一望した今回の空撮動画は如何でしたでしょうか。

余呉湖の近くにひっそりと佇む「川並」集落

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