ドローン県外遠征の成果② 江戸時代にタイムスリップ! 紅葉に包まれた「大内宿」(ドローン空撮)

 先般11月の上旬に行った県外ドローン遠征の続編です。全国旅行支援を使い3泊4日の長い日程で、長野の諏訪湖から最北は福島の猪苗代湖まで行ってきました。

 今回のドローン県外遠征は特に撮影に関し運のよい遠征でした。天候に恵まれるとともに、紅葉のちょうど見頃であったことと、めったに見られない光景に遭遇できたなど、映像の内容は百点満点近くの成果でした。その成果たるものを順次投稿していきます。

 前回は心に残る「袋田の滝」でしたが、今回はドローン県外遠征の第二段「大内宿」の報告です。

 投稿する空撮動画の撮影場所は、東北の人気観光スポット「大内宿」です。福島県南部の人里離れた山間部にある宿場町「大内宿」の景観は、30軒以上の茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ素晴らしい風景が残っており、年間約80万人の観光客が訪れています。昔繫栄した宿場町は、今でも賑わい、山間部の集落に現金収入をもたらすための重要な観光資源ともなっています。

↑これは動画です。写真にタッチすれば見ることが出来ます。  動画を気に入って下さった方は、ユーチューブで「👍」やチャンネル登録をお願いします。

 ここは福島を代表する観光地で、紅葉の時期も重なり人でも多くなるため、事前にドローン撮影に関する許可などの手続きが必要で、事前に済ませていました。勿論、観光客などに迷惑の掛からないように、ドローンを飛ばせる時間帯は朝の8時までとの厳しい制限もあり、近くの道の駅で車中泊して、朝一の空撮行動が出来るような計画を組んでの実行でした。

 「大内宿」は、会津若松と日光今市を結ぶ街道の宿場町として発展し、街道の両脇には、茅葺き屋根の民家が並び、江戸へ向かう大名や旅人の宿として重要な役割を果たしていました。今も30軒以上の茅葺き屋根の民家が立ち並び、昔の姿をそのまま残す宿場町です。

 ここの特徴は、飛騨白川郷、岐阜の馬籠、妻籠とは違い、約500メートルの街道の両側に寄棟造りの建物が、街道の両側に整然と並んでおり、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような情緒を残す風情が残っています。

 今も街道沿いに現在も当時の景観が残っていることから、昭和56年には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。さらに、その民家は地域の人々の現役の住まいとしても活用されており、今も住居兼店舗などで利用されているのです。

 (珍しいお土産を売る店やそば屋さんなどのお店が軒を連ねています。箸の替わりにスプーンみたいなネギの軸を使って食べる「ネギそば」が有名なので食べたかったのですが、滞在時間が7時30分から1時間半程度と限られており、9時過ぎに開店するお店がほとんどのため、朝飯や昼飯には中途半端で結局食べることが出来ませんでした。残念でした!)

 ここに住んでおられる住民は、この大切な宿場の景観を未来の子供たちに引き継いで行くために、住民の守り事「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を作り、景観保存と伝統的な屋根葺きの技術習得、継承に取り組んでおられます。

 その一端が分かる一例があります。街道は昔の雰囲気を残すため、途中まで生活の利便性向上のためアスファルト舗装されている街道は、集落に入るや否や、突然、わざと舗装がされておらず昔の土道にされておられることからも地元の熱意が分かります。

 投稿空撮動画でもお判りいただけると思いますが、地元自由民の熱意により、日本の原風景たる素晴らしい景観が今も保存されています。

 かつては会津若松と日光を結ぶ街道沿いの宿場町として栄えたが、その後日光街道が別に整備されたことにより街道筋を外れてしまい寂れてしまった経過があります。

 その後はさびれた宿場町となりましたが、当時の景観が保存されていたことにより、それがむしろ功を奏し、東北を代表する観光地と繋がっていきました。

 私的にも心に残り必見の価値のある宿場町でしたので、今回の鳥目線だけでなく、地上目線からなる手持ちビデオや一眼レフカメラの映像も交えた第二段の動画を製作中です。投稿時期は、新年になりますがお楽しみにしていてください。

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